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最近よく耳にするVRchatってなに?初心者向けに解説
はじめに
近頃、メタバースという言葉を耳にする機会が増えましたよね。企業がVRChatを利用したイベントを開催する機会も増えており、よりメタバースが身近に感じられる時代となりました。
ですが、まだまだマニアックな世界のため、VRChatもメタバースも何のこと?と疑問に感じる方も多いはず。
この記事ではメタバース、VRChatについて分かりやすく解説していきます!
目次
1.日本政府観光局(JNTO)
2.総務省
3.内閣府
4.地方自治体
1.メタバースとVRChatってなに?
VRChatとは、PCやVRヘッドセットやスマートフォンから、インターネット上に構築された3Dのバーチャル空間にログインし、他ユーザーとの交流を楽しむアプリです。
メタバースとは仮想空間を意味する言葉なので、VRChatはメタバースを活用したアプリと言えます。ただし、メタバースの定義は現在様々な場所で議論が行われており、企業や団体によってそれぞれ異なる定義を提唱しているため、必ずしもメタバースとは仮想空間、と一言で断言できません。
また、VRChatのような、バーチャル空間で他ユーザーと交流できるアプリをソーシャルVRと呼びます。有名なアプリでは、「cluster(クラスター)」などがソーシャルVRに該当します。
2.VRChatの特徴は?
①自由度が高い
VRChat内には、数えきれないほど沢山のワールド(ユーザーが出入りできる部屋のようなもの)が存在します。このワールドはユーザーが作成し、アップロードすることが可能です。
例えば、ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような美しい景色が楽しめるワールド、他ユーザーとの雑談が楽しめる下町の飲み屋街をイメージしたどこか懐かしさを感じるワールド、広大なゴルフ場でお家に居ながらゴルフを楽しめるワールドなどなど、様々なバリエーションのワールドがあり、日々増え続けています。
自身の分身となり操作できるアバターも、自作のものや市販のものをアップロードして使用することも可能です。美少女やイケメン、可愛らしいネコやマスコットキャラ、ロボットなど、現実の容姿とは全く別の自分になることが出来てしまいます!
このように、ユーザーが自分の好きなものを制作しアップロードできるという、自由度の高さが人気の理由の1つとなっています。
②イベントが沢山開催されている
VRChatではこれまでもたくさんのイベントが開催されてきました。
ユーザーが開催する小規模なものは日々開催されており、ユーザー間の交流は非常に活発です。
大規模なものだと、100万人以上の来場者を記録しギネスも取得したバーチャルマーケット(3Dモデルやデジタルデータ等を取り扱う即売会)が定期的に開催されており、企業からの出展もあります。
最近では企業がVRChatを活用したイベントを開催するケースも増えており、例えばサンリオはVRChatを活用したフェス、「SANRIO Virtual Festival」を定期的に開催しています。仮想空間を活かしたミュージカルや展示が非常に人気となっておりますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
他にも様々な有名企業がVRChat内でイベントを開催しており、賑わいを見せています。
③Vtuberの活動拠点として注目されている
最近大人気のVtuber(バーチャルYouTuberの略)ですが、VRChatをプレイする配信を行っているVtuberも増えてきています。
例えば、にじさんじENという英語圏で人気のVtuberグループでは、VRChatのプレイ配信や、ファンとの交流を目的としたイベントを行ったり、公式ワールドを制作し公開もしています。
また、大手Vtuberグループのホロライブプロダクションは、過去にVRChatを活用したイベントを企画しており、そのイベントではVRChat社がスポンサーとなっていました。
3.結局VRChatって何が出来るの?どう楽しめばいいの?
VRChatはSNSなので、基本的に他ユーザーとのコミュニケーションがメインコンテンツになります。ワールドを巡る中で気の合うフレンドが出来たら、他愛のないお喋りに花を咲かせるのも楽しいでしょう。また、音楽ライブや同じ趣味を持った人の交流会といった、日々開催されているイベントに参加すれば、新しい交流も生まれますし、知見がより深まるかもしれませんよ!
仮想空間の中、アバター同士で顔を合わせてボディーランゲージを交えてボイスチャットで会話を楽しめるので、実際に対面してお話しているような不思議な感覚になれるのも魅力の1つです。
先述した、ワールド巡りもメインコンテンツと言えるでしょう。
美しい景色を楽しめるワールドだけでなく、アバターを着替えられるワールドや、ゴルフやカラオケといったアクティビティを楽しめるワールドも多数あるため、ひとりでも、お友達とでも楽しめる膨大な数のワールドがあなたを待っています!
このように、VRChatの世界を巡ったり、他ユーザーとのコミュニケーションを楽しむのが一番メジャーなVRChatの楽しみ方になります。
4.VRChatを始めてみたいけど必要なものって何?
VRChatは、PC、VRヘッドセット(PCが必要なモデルもあります)、スマートフォンの3種類の端末でプレイすることが可能です。
また、デスクトップモード(PC版)と、VRモード(VRヘッドセット版)ではプレイモードが異なります。
一般的にはPCかVRヘッドセットでプレイしている方が多いため、ここではこの2種類のモードの解説と、必要な機材について解説していきます。
①デスクトップモード(PC版)
普段PCゲームで遊ぶことの多い方には馴染みやすいモードです。こちらはVRヘッドセットを持っていなくても、キーボードやコントローラでアバターを操作できます。
VRモードと比較すると、ヘッドセットを使用しないため没入感は感じられませんが、VRChatの醍醐味である他ユーザーとの交流は問題なく可能です。PCを既に持っている方は、まずは試しにデスクトップモード遊んでみると良いでしょう。
VRChatに必要なPCスペックは以下の通りです。
最低スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
OS | Windows 8.1、Windows 10 | Windows 10 |
CPU | Intel i5-4590以上またはAMD FX-8350以上 | Intel i5-6500以上またはAMD Ryzen 5 1600 equivalent相当以上 |
メモリ | 4GB以上 | 8GB以上 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 970以上またはAMD Radeon R9 290以上 | NVIDIA GeForce GTX 1060以上またはAMD Radeon RX 580以上 |
②VRモード(VRヘッドセット版)
PCとVRヘッドセットを接続してプレイするモードです。
Meta Quest2のような一体型VRヘッドセットを使用すれば、PCを必要とせず単体でVRモードでプレイすることも可能です。しかし、Meta Quest2の仕様により、表示できないアバターやワールドもあるため、プレイに制限が加わってしまう点に注意が必要です。
デスクトップモードとの違いは、ヘッドセットを装着することで仮想空間を360度見渡すことができる点です。これにより圧倒的な没入感が楽しめるのが最大の魅力!
また、VRコントローラーを使用してアバターでジェスチャーを交えたコミュニケーションも楽しむこともできます。
追加デバイスを用意して、ユーザーの手足等にセンサーを付けることでポーズや足踏みなどが可能になる、フルトラッキングを楽しんでいるユーザーもいます。
VRモードに対応していないVRヘッドセットもありますので、購入の前に必ずVRChatに対応しているかチェックが必要です。代表的なモデルでは、Meta Quest 、Quest 2、HTC VIVE、VEI Proなどが対応しています。
まとめ
VRChatには日々世界中の人がアクセスしており、普段の生活圏では知り合えないような相手とも繋がることが可能です。アバターを操作してコミュニケーションを取ることができるので、通常のSNSでは体験できないリアルなコミュニケーションを楽しむことができます!
この記事をきっかけに、VRChatの世界に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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