MEDIA/
ARTICLE DISTRIBUTION
メディア・記事配信

ホーム  >  メディア・記事配信  >  大企業がVRChatを活用する理由は?ビジネスへの活用方法について

2024.09.18 

記事一覧

123

大企業がVRChatを活用する理由は?ビジネスへの活用方法について



はじめに



近年、大企業もメタバース事業に参入していることを、皆さんはご存じでしょうか?

有名なメタバース空間に、VRChatがありますが、VRChatのワールド内にも、マクドナルドやケンタッキーといった大企業のバーチャル店舗が多数存在しています。

「実際の商品を提供できないのに需要はあるの?」

「どうやって利益を生み出しているの?」

疑問が生まれる部分でしょう。

ここでは企業がVRChatを活用する理由やそのメリットについて伝えていきたいと思います。




目次



1.企業がVRChatに参入するとどんなメリットがあるか?

2.企業アカウントで使用できる機能

3.参入している企業と参入事例




1.企業がVRChatに参入するとどんなメリットがあるか?



企業がVRChatを始めとするメタバース空間に参入するメリットとして、以下が挙げられます。


  • リモートでのコミュニケーションをフルに活用できる
  • リモートで仮想的に体験してもらうことにより、現実世界での購買意欲に繋げることができる
  • 企業の特色を生かしたワールドや、サービスの構築により既存顧客だけではなく新規層の取り込みが期待できる
  • リモートワーク・業務効率化が図ることができる

現在VRChatに参入している企業では、こうしたメリットを活用した事業展開を行っています。



2.企業アカウントで使用できる機能



企業アカウントは個人アカウントに比べて、利用可能な機能が多いです。個人アカウントでは規約違反になってしまうような行為も、企業アカウントならできるようになります。

一例になりますが紹介します。


  • 広告の出稿

デフォルトのワールドに広告を貼ることが可能になります。自社キャラクターであれば版権キャラクターの広告を貼る事も可能です。

  • 外部リンクへの誘導

ワールド内の特定のオブジェクトに触れるとWebページが開き、任意のページに誘導することが可能です。

  • 有料イベントの開催

通常は規約違反になりますが、企業アカウントであれば問題なく行うことが可能です。

  • 製作したワールドをすぐにパブリック公開できる

個人アカウントでもワールドの作成は可能ですが『Community Labs』と呼ばれる区分に入れられてしまいます。その場合は設定を変更しないと検索に表示されない上、公開ワールドへと昇格するためには一定数以上の訪問が必要となります。


企業アカウントではその手順を踏まずワールドのパブリック公開が可能となります。

これだけでも企業がVRChatに参入するには魅力的な機能だと思います。


参照や注釈

VRChat 利用規約

https://hello.vrchat.com/legal

(2024-05-23参照)


3.参入している企業と参入事例



  • 株式会社 バンダイナムコエンターテインメント

メタバース事業に参入した企業として、記憶に新しいのが株式会社バンダイナムコエンターテインメントです。

大手玩具メーカーのバンダイナムコエンターテインメントはガンダムメタバースという構想を発表しました。 大人気ロボットアニメ『ガンダム』のファン同士が交流できる場として、話題になりましたね。

ガンダムメタバースは2024年の3月15日~17日までに1回目・同年3月22日~24日までを2回目として事前登録会を行っていました。 (※現在は公開終了しています) 「ファンコミュニティから、次なるガンダムが生まれてくるような、バンダイナムコとファンが『共創』する未来を目指すプロジェクト」 というテーマを掲げてスタートしたガンダムメタバースは、世界中のガンダムファンが集い、語り合い、様々なコンテンツに触れる場所となっていました。


  • 株式会社三越伊勢丹

大手デパートの三越・伊勢丹では、アバターや衣類、小物の販売を行っています。

三越・伊勢丹グループらしい、モードでスタイリッシュなスタイルのアバターや衣類は惚れ惚れするほどの完成度です。

またCASIO計算機は、自社の有名時計『G-SHOCK』を自分だけのデザインにカスタマイズして遊べる仮想店舗をオープンしています。

カスタマイズしたG-SHOCKは外部サイトにて購入することが可能です。お値段も比較的リーズナブルなところもポイント高めですね。


  • 日産自動車株式会社

自動車産業でお馴染みの日産は、オンライン新作発表・試乗会という史上初の試みを行っています。

試乗会には通常の試乗会で必要な書類での手続きなどは必要なく、VRChat内の日産のワールドに行けばすぐに乗れるという革新的なものでした。

ここで発表された新型軽電気自動車『日産サクラ』は現実世界の車道でも、見かけるようになりましたね!

このように、近年、仮想空間を活用するという新しい形のマーケティングに注力する企業が増加しています。


参照や注釈


ガンダムメタバースプロジェクトオフィシャルサイト

https://gmpj.bn-ent.net/ja/

(2024-05-23参照)




まとめ



VRChatと大企業という切り口から今回の記事を書きました。 企業が利益を得る方法は、VRChat内のアバターや小物類の販売にとどまりません。

メタバース空間で試乗可能だった車が話題となり、公道を走るようになった事例に代表される通り、VRChatを活用することで、現実で販売する予定の商品をPRすることができます。

これからメタバース空間内でのこういったイベントは多くなっていくでしょう。

気になった方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか?



🏷️タグ

#メタバース

#VRChat

#アバター

#デジタルアイテム

#企業向け

Back

CONTACTデジタルギアへのお問い合わせは
こちらからお願いいたします。

pagetop