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動画編集初心者の方へ!利用規約の読み方を分かりやすく解説
はじめに
近年、動画配信や作成、投稿のハードルがグッと下がり、個人で活動する方も増えました。
そこで、動画を作ってみたい、投稿してみたいという方に向けて、気を付けた方がいいことをまとめてみました。
今回は、ゲームのプレイ配信を例に出しつつ、解説していきます。
目次
1.動画の方向性を確認しよう
2.使いたい素材を吟味しよう
3.規約でよく見る言葉たち
4.最後に
1.動画の方向性を確認しよう
まず、自分の作る動画の方向性を確認します。
ここで確認するのは、次の通りです。
・この動画は、収益を想定しているか
収益、つまりこの動画でお金を得ることを考えているか、否かという事を確認します。
動画に使う題材(今回はゲーム)や、動画の演出を強化するための素材は、
収益の有無で利用規約が変わることがあります。
今回は、収益化は想定していない体で進めますが、基本的に収益が発生する方が規約が厳しく
なっている場合が多いです。
・この動画の目的と、表現手法が適切か
動画の目的や表現によっては、動画投稿サイト側から不適切であると判断される場合や、素材や題材の規約に引っかかる場合があります。
具体的には
・暴力その他グロテスクな表現はあるか?
・過剰な性的表現はあるか?
・特定の個人、団体に対する誹謗中傷や、その他公序良俗に反する表現はないか?
となっています。
また、今回は動画に使う題材がゲームのため
・ネタバレ防止のための、配信禁止区間や、言及が禁止されている話題は
設けられていないか?
も確認する必要があります。
配信禁止区間については、ゲーム会社にあらかじめガイドラインが設定されている
場合があるので、公式ホームページや、SNSなどを確認しましょう。
その他3つのものは、動画投稿サイトや、動画素材を使う場合は素材の配布サイトなどを
個別で確認します。
2.使いたい素材を吟味しよう
動画の方向性が定まったので、せっかくだから演出を強化していきます。
ただ、ゲームのプレイを無編集で流す場合はこの項目は必要ありません。
今回は
・動画の導入時、終了時のBGMと背景
・導入、終了時の場面転換演出
・ゲーム画面外のフレーム
を使用することと仮定します。
ここで気を付けることは、最初はできる限り配布元を絞ることです。
規約は素材ごと、もしくは作者、配布サイトごとに設定されている場合がほとんどです。
なので、あちこちから借りてしまうと規約の見落としリスクが出てきてしまいます。
BGMならここから、背景はここからなど、ある程度絞っておくのがおすすめです。
また、最近は個人がSNS上で素材の配布を行っている場合もありますが、
最初は規約の確認がしやすい配布専用サイトから借りる方がおすすめです。
3.規約でよく見る言葉たち
気に入った素材が見つかり、動画に使う準備が整いました。
次はこれを使うための条件(利用規約)を確認していきます。
規約によく使われる、注目すべき言葉は次の通りです。
・クレジット表記(著作権表記)について
この素材(題材)は誰が作ったかの表記です。
表記不要で使えるものや、表記する場合はどんなふうに表記してほしいかを
指定しているものがあります。
指示に従ってしっかり表記しましょう。
・素材の使用目的について
素材によっては、動画の内容次第で使用NGとなる場合があります。
自分の動画の内容と、素材の使用目的を今一度確認します。
・収益化について
先述した通り、お金が関わるかどうかの表記です。
収益化する場合、事前連絡や許可が必要になったり、その他の
規約条件が厳格に定められる場合があります。
また、収益化するのが個人なのか、会社などの団体なのかで分けて設定される場合も
あります。
収益が発生する場合は、気を付けて読みましょう。
・加工、改造について
素材によっては色を変えたり、気に入った部分だけ切り取って使ったりする場合もあります。
その際に気を付けたいのがこの文言です。
加工、改造が全面的にOKであるならば問題はないのですが、どういった加工がOKなのか指定してある場合もあります。
・再配布について
素材の再配布(DLした素材を、今度は自分が配布する行為)の可否についての表記です。
基本的に、DLしたものをそのまま配布するのは禁止されている場合が大半です。
また、加工した素材を再配布する際のクレジット表記などが指定されている場合もあります。
・AIの学習について
最近では生成AIの発達につき、素材をAI学習に使用する際の注意も書かれる場合が
あります。
また、素材を基にした出力作品についても書かれている場合があります。
大まかに気を付ける文言は上記の通りです。
特に動画作成、投稿(配信)に使う場合は、クレジット表記、収益化、加工について注目する必要があります。
※今回は無償配布の素材を利用することを仮定しています。
有償素材はまた少し勝手が違いますが、おおむね気を付ける文言は上記の通りです。
※素材のほか、動画に使うゲームにも規約(ガイドライン)が設定されている場合があります。
上記の言葉に加えて、ネタバレ防止のための配信禁止区間や、配信禁止期間が設定されている
ことがあります。忘れずに確認しましょう。
まとめ
規約は普段使わない言葉で書かれていたり、少し取っつきにくい印象を持ちますが、
気を付けるべき点を覚えてしまえばかなり分かりやすく書かれていることがほとんどです。
また、もっと気にせず自由に使いたい!という方には自作もおすすめです。
時間がかかることが難点ですが、投稿サイト以外の規約を気にする必要がなくなるので
自由に使えて精神的に楽だという方もいます。
自分に合った方を選んで、楽しく動画を作ってみましょう。
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