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2025.05.08  

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電子ペーパーデバイスを使ってみよう!



はじめに



読者の皆さんは、電子ペーパーデバイスを使用したことはありますか?

かつては「反応が遅く、画面が荒い」と言われていた時期もありましたが、近年では改善された上にカラー画面の製品も発売されています。


読書やメモ取りに最適とされる、電子ペーパーデバイスですが、今のところ知名度は決して高くありません。 今回はその電子ペーパーデバイスについて、解説していきます。




目次



1.電子ペーパーって何?

2.電子ペーパーデバイスの選び方

3.製品の紹介




1.電子ペーパーって何?



電子ペーパーは電子インク(E-Ink)などを使用した表示デバイスのことです。

電子インクにはいくつかの方式がありますが、電圧をかけることで白と黒を変化させることは共通しています。

電子ペーパーデバイスの特徴は、以下の通りです。


①低消費電力

液晶を表示し続けるには電力を消費し続ける必要があるのに対し、電子インクは表示を変化させるときに電力を消費するだけで済みます。

そのため非常に消費電力が少なく、バッテリーが長持ちするのが大きな特徴で、2~3週間程度、充電する必要がない製品もあります。


➁視認性の良さ

液晶や有機ELなどは画面を光らせることで画面が見えるようになる方式ですが、電子ペーパーは周囲から来た光を反射することで画面が見える方式です。

そのため目に優しく、消費電力が低く済みます。

またどの角度から画面を見ても、表示内容が見える(無限視野角)という特徴があります。


③機器が薄くて軽いものが多い

電子ペーパーは画面が大型化しても、薄く軽く作れるため、軽量な製品が多いです。

画面を折り曲げることができる製品もあります。


④動画やカラー表示が苦手

カラー表示が可能な製品もありますが、液晶画面などと比較するとまだまだ精細さでは及びません。

また現在の技術ではリフレッシュレート(画面切り替え速度)を速められないため、動画など変化が激しい画面の表示が苦手です。


参照や注釈

電子ペーパー(デジタルペーパー)とは? RICOH 

 https://www.ricoh.co.jp/products/line-up/electronic-paper (参照2025-03-07)



2.電子ペーパーデバイスの選び方



①エンターテインメント用に適したデバイス

エンターテインメント用途であれば7~8インチ、300ppi程度の製品が適しているでしょう。

カラー表示にも対応していると、いいかもしれません。


➁ビジネス用に適したデバイス

ビジネス用途であれば6~13インチ程度の製品があります。

細かい文字でメモが取れるよう、解像度はなるべく高いものが良いでしょう。

カラー表示に対応している物も多いです。


画面ロックやデータの暗号化など、情報漏洩を防ぐ機能を持つ製品を選ぶと、安心かもしれません。

また画面の書き心地、スタイラスペンの持ち心地なども重要です。

ビジネス用途の物には、機能を手書きメモに特化した物もありますので、スペックをよく読んで選ぶ必要があります。



3.製品の紹介



①楽天 Kobo Libra Colour


https://books.rakuten.co.jp/rb/17822114/


ディスプレイサイズ7インチ
解像度1680×1264
(カラー表示 150ppi / 白黒表示 300ppi)
内蔵メモリ容量32GB
バッテリー持続時間数週間(目安)
サイズ161.0×144.6×6.2-8.3 mm
重量199.5g
防水IPX8規格準拠
Wi-FiIEEE 802.11 ac/b/g/n


こちらは読書に特化した製品で、カラー表示にも対応しています。

別売りのスタイラスで、電子書籍にメモ書きを記入できます。

IPX8規格に準拠していますので、日常生活の水濡れ程度であれば破損しません。


➁富士通 QUADERNO A5(Gen.3C)/A4 (Gen.3C)


https://www.fmworld.net/digital-paper/product.html


QUADERNO A5(Gen.3C)QUADERNO A4(Gen.3C)
ディスプレイサイズ10.3インチ13.3インチ
解像度1404×1872
(カラー表示 113ppi / 白黒表示 227ppi)1650×2200
(カラー表示 103ppi / 白黒表示 207ppi)
内蔵メモリ容量32GB32GB
バッテリー持続時間Wi-Fi機能オフ時:最長2週間
Wi-Fi機能オン時:最長5日間Wi-Fi機能オフ時:最長2週間
Wi-Fi機能オン時:最長5日間
サイズ約173.2×242.5×5.9 mm約222.8×301.1×5.7mm
重量約261g約368g
Wi-FiIEEE 802.11 ac/a/b/g/nIEEE 802.11 ac/a/b/g/n
その他NFC、Bluetooth対応NFC、Bluetooth対応


こちらは読書機能非搭載で、メモ書き、スケジュール管理、PDFファイルへの書き込みなどを主な用途にした、ビジネス向けモデルです。

10.3インチサイズと13.3インチサイズの二種類がラインナップされています。

パソコンやスマートフォンと連携して、ファイルの送受信、手書き画面の共有などが可能です。

パスワードによる画面ロック機能、内部ファイルの暗号化など、セキュリティ対策もされています。


③Onyx BOOX NoteAir4C


https://sktgroup.co.jp/boox-noteair4c/


ディスプレイサイズ10.3インチ
解像度白黒 2480×1860(300ppi)
カラー 1240×930(150ppi)
内蔵メモリ容量64GB
サイズ226×193×5.8 mm
重量本体430g / カバー254g
Wi-FiIEEE 802.11 ac/b/g/n
その他Bluetooth、android13搭載


android13を搭載し、Google Playストアにも対応したビジネス、エンターテインメント両方に使用できる製品です。

パソコンやスマートフォンとのデータおよび画面共有はもちろん、クラウドサービスの利用も可能です。




まとめ



電子ペーパーデバイスは、まだまだ発展途上の製品ではありますが、一度使うと手放せなくなるユーザーも増えています。

将来的には手元のデバイスだけでなく、電子ペーパーのPOPやポスターを街で見る機会が増えるかもしれません。

読者の皆さんも本記事を読んで、自分に合った電子ペーパーデバイスを探してみてください!



🏷️タグ

#電子ペーパー

#E-Ink

#目に優しい

#省電力

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