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2025.05.02  

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VTuberの配信待機画面の作り方!メリットや設定方法を解説


あなたのVtuber活動、最初の印象は「待機画面」で決まるって知っていましたか?

「そもそも待機画面って必要?」「どんな情報載せればいいの?」「デザインはどうすれば?」などと、配信待機画面の準備に悩んでいるVtuberさんも多いかもしれません。

配信が始まるまでの数分間、視聴者が最初に目にする待機画面は、単なる開始前の「お待ちください」表示にとどまらず、あなたの世界観や個性を伝え、ファン同士のコミュニティを育てる場所にもなります。効果的な待機画面があるかどうかで、配信全体の印象が大きく変わってきます。

この記事では、配信待機画面のメリットや魅力的なデザインのポイント、初心者でも理解できる具体的な作り方や設定方法までをわかりやすく解説します。

【この記事でわかること】

  • Vtuber配信待機画面の役割と導入メリット
  • 視聴者が離脱しない、効果的な待機画面の作り方とポイント
  • 自作、素材利用、外注それぞれのメリットや注意点
  • 配信待機画面の設定方法(YouTube・OBS)
  • 待機画面の依頼におすすめのサイトと依頼時のコツ

Vtuberの配信待機画面とは

配信待機画面とは、ライブ配信が始まる前や休憩中、終了後などに表示される案内用オーバーレイです。視聴者が配信ルームに入ったときに最初に目にするものであり、Vtuberの「顔」とも言える重要な要素です。配信待機画面は、視聴者に期待感や安心感を与えるため、Vtuberのブランディングに直結する重要パーツといえます。

一般的な配信待機画面には、以下のような要素が含まれます。

  • メインビジュアル(キャラクター立ち絵・ロゴ・世界観に沿った背景)
  • 配信開始時間や予定、カウントダウン(OBSのプラグインやブラウザソースで常時更新が可能)
  • SNSアカウントなどの情報/配信スケジュール(QRコードを添えてモバイル視聴者の導線も確保)
  • 次回配信の予告
  • キャラクターの世界観を表現するデザイン要素(ループ動画(MP4/WebM)やフェードイン文字で動きを演出)
  • BGM(無音を避け離脱率を下げる)

適切に設計された待機画面は、単に時間を繋ぐだけでなく、Vtuberのブランディング、視聴者とのコミュニケーション促進、情報伝達、さらにトラブルがあった場合の緩衝材としての役割も果たします。


Vtuberの配信待機画面設定のメリット

適切に設定された配信待機画面は、単に配信開始までの時間を埋めるだけでなく、Vtuber活動全体に多くのメリットをもたらします。主なメリットは、3つあります。

  • ブランディングができる
  • 視聴者同士のコミュニケーションが生まれる
  • SNSやスケジュールなど情報を伝えられる

ブランディングができる

配信待機画面は、Vtuberとしてのブランディングを強化する絶好の機会です。キャラクターデザイン、テーマカラー、フォント、ロゴ、装飾要素などを一貫して使用することで、独自の個性とアイデンティティを確立し、視聴者の記憶に深く刻み込むことができます。配信前からキャラクターの世界観を視覚的に伝えることで、視聴者の期待感を高め、配信への没入感を促します。配信が始まるまでの数分間、画面を眺めることで印象に残りやすく、チャンネルの記憶定着率も高まります。

さらに統一感のあるデザインは、プロフェッショナルな印象を与え、チャンネル全体の品質向上にも貢献します。競合の多いVtuberシーンにおいて、高品質で印象的な待機画面は、視聴者の興味を引きつけ、他のVtuberとの差別化につながるでしょう。

視聴者同士のコミュニケーションが生まれる

配信開始前の待機時間は、視聴者同士がリアルタイムでコミュニケーションを取る貴重な時間です。適切な待機画面は、視聴者は「これから配信が始まる」という期待感を共有し、コミュニティ意識を高めるきっかけになります。

特に常連視聴者は、この時間を利用して新規視聴者に挨拶したり、コミュニティの雰囲気を伝えたりする役割を担うことも。待機画面があることで、「これから何が始まるのか」「今日の配信楽しみ」といった共通の話題が生まれやすく、新規の視聴者も常連の視聴者に話しかけやすくなることもメリットです。

待機画面が「いま準備中」というサインになることで、視聴者同士の雑談が自然発生し、ファンコミュニティの結束力が強まります。

SNSやスケジュールなど情報を伝えられる

待機画面は、単なる装飾ではなく、重要な情報を伝える「掲示板」としても機能します。待機画面には以下のような情報を載せることが一般的です。

  • SNSアカウント(X、Instagram、Discord等)
  • メンバーシップやFANBOXなどの支援プラットフォーム
  • 配信スケジュール(次回配信予定など)
  • グッズ販売情報
  • コラボイベントの告知

待機画面で掲載しておけば、たとえ本編で言いそびれても視聴者が自分のタイミングで確認できます。モバイル視聴者向けにQRコードを入れておくと、フォローやグッズ購入へのハードルがさらに下がるので、おすすめです。


Vtuberの配信待機の構成

魅力的な配信待機画面を制作し、その効果を最大限に引き出すためには、以下の要素をバランスよく配置することが重要です。

メインビジュアル

画面の中心となり、視聴者にあなた自身を認識してもらう最も重要な要素です。躍動感のあるポーズや、配信内容に合わせた表情のイラストを使用することで、待機時間から視聴者の興味を引きつけられます。

画面の核になるのがキャラクター立ち絵やチャンネルロゴです。背景と合わせてカラーリングを統一することで「どんなVtuberか」が一目でわかります。メインビジュアルのサイズは、アスペクト比16:9(1920×1080px)に合わせて制作しましょう。キャラクターは、画面の左右どちらかに全体の1/4~1/3程度のスペースを確保して配置すると、他の情報も妨げずバランスが取りやすいでしょう。

静止画(PNG)だけでなく、簡単なアニメーションが付いたもの(mp4やWebM)を使用すると、より魅力が増します。高品質なメインビジュアルは、待機画面のクオリティを大きく左右します。

テキスト

「配信開始までしばらくお待ちください」や「〇〇時スタート予定!」など、現在の状況や配信が始まるまでの目安を示すことで、視聴者は安心して待つことができます。

また初見さんへの挨拶や、コメント欄での交流に関する簡単なルールなどを記載しておくと、視聴者同士のコミュニケーションを円滑にする助けになるでしょう。

テキストは視認性が命です。背景とのコントラストをしっかりと確保し、太めのゴシック体など読みやすいフォントを選びましょう。文字サイズはPCだけでなく、スマートフォンで視聴するユーザーのことも考慮し、最低でも24pt以上を目安に、画面サイズに対して十分な大きさを確保することが重要です。

時計 / カウントダウン

リアルタイムの時計や、配信開始までのカウントダウンを表示させることで、「あとどれくらいで始まるんだろう?」という視聴者の待機ストレスを軽減し、期待感を高める効果があります。

多くの配信者が利用しているOBSでは、「LiveClock」といったプラグインを導入することで、リアルタイムの時計やカウントダウンを簡単に表示させることができます。数字が動く視覚的な情報があることで、画面に変化が生まれ、視聴者を飽きさせない工夫にもなります。

SNSリンク

X(旧Twitter)、YouTubeチャンネル登録、Discordサーバー、Twitchなど、あなたが活動しているプラットフォームやコミュニティへのリンクを掲載しましょう。配信中に口頭で伝えるよりも、視聴者がいつでも確認できる待機画面に表示しておく方が、フォローや参加につながりやすくなります。

さらにメンバーシップ、FANBOX、ほしいものリストなど、ファンからの支援を受け付けている場所を告知します。グッズ販売・イベント情報など告知したい情報があれば積極的に掲載しましょう。他にも、今後の配信予定や、次の配信内容を予告することで、継続的な視聴につながります。

これらの情報は、配信中に言及するタイミングが難しい場合や、アーカイブ視聴者にも伝えたい場合に有効。QRコードを併記すると、スマートフォンで視聴しているユーザーが簡単にアクセスできて便利です。情報を整理し、アイコンなどを用いて視覚的に分かりやすく配置しましょう。

ただしあまり多くの情報を詰め込みすぎると、かえって何も伝わらなくなるため、優先順位をつけて表示しましょう。

BGM

無音の待機時間は視聴者を不安にさせたり、退屈させて離脱の原因になりえます。心地よいBGMは、待機中の空白を埋め、これから始まる配信への期待感を演出します。

Vtuberとしての世界観や、その日の配信内容の雰囲気に合ったBGMを選びましょう。リラックスできる曲、アップテンポでワクワクする曲など、様々な選択肢があります。ただし、必ず著作権フリーの音源を使用してください。同じ曲をループ再生することが多いため、長時間聴いていても耳障りにならないような曲を選ぶのがおすすめです。

エフェクト

静止画だけでなく、画面に動きを加えることで、待機画面の魅力を格段に向上できます。

ゆっくりと動く背景やキラキラ光るエフェクト、画面上を流れるテロップ、リアルタイムのコメント表示など、様々なアニメーションやエフェクトがあります。

エフェクトはOBSの機能や外部ツール、プラグインを利用して追加可能。動きがあることで画面に目が留まりやすくなり、視聴者を飽きさせません。凝ったアニメーションは制作に専門的なスキルや時間が必要になりますが、プロに依頼することで高品質な動きを取り入れることも可能です。

ここまで紹介した要素すべてを画面に詰め込むと、情報過多で視聴者にとって分かりづらい画面になってしまいます。最も伝えたい情報を明確にし、要素同士の配置のバランスを意識しましょう。

特に、これから初めて待機画面を制作する場合は、まず「メインビジュアル」「テキスト情報(開始案内)」「BGM」といった必須要素からシンプルに構成を始めてみるのがおすすめです。慣れてきたら、SNSリンクやアニメーションなどを追加して、よりリッチな待機画面に発展させていくと良いでしょう。


配信待機画面の種類と用途

Vtuberの配信待機画面は、ライブ配信の様々なフェーズで活用できます。それぞれのシーンに合わせた画面を用意し、適切に使い分けることで、チャンネルへのエンゲージメントを高めることができます。

ここでは、主に利用される待機画面の種類と、それぞれの画面が持つ役割、含めると効果的な要素について解説します。待機画面をシーンに合わせて切り替えることで、配信全体にメリハリが生まれ、視聴者は「今どんな状況なのか」を把握しやすくなるでしょう。

配信開始前の待機画面(スターティングスクリーン)

視聴者が配信ルームに入室した際に最初に表示される画面です。「これから配信が始まる」という期待感を高め、視聴者を温かく迎え入れるための最も重要度の高い待機画面と言えます。配信が始まるまでの間、視聴者にチャンネルの世界観を感じてもらい、コミュニティの交流を促す役割も担います。

この画面には以下の要素を含めると効果的です。

  • 配信開始予定時刻やカウントダウンタイマー
  • 今日の配信内容の簡単な説明
  • キャラクターの挨拶ポーズやウェルカムメッセージ
  • SNSアカウント、チャンネル登録の案内
  • 軽快で明るいBGM

特に定期配信を行っている場合、視聴者は配信開始の数分前から集まり始めることが多いため、この画面の表示時間は比較的長くなる傾向があります。そのため、視覚的に飽きさせない工夫や、必要な情報へのスムーズな誘導が重要になります。

休憩中の待機画面(休憩スクリーン)

長時間配信では休憩を取ることも多く、その際に表示する専用の画面です。視聴者に「配信は一時中断しているだけで、まもなく再開する」ことを明確に伝え、不安を与えないようにすることが目的です。これにより、視聴者の離脱を

長時間配信では休憩を取ることも多く、その際に表示する専用の画面です。視聴者に「配信は一時中断しているだけで、まもなく再開する」ことを明確に伝え、不安を与えないようにすることが目的です。これにより、視聴者の離脱を防ぎ、配信再開時にスムーズに戻ってきてもらいやすくなります。

休憩中画面には以下の要素を含めると良いでしょう。

  • 「休憩中」や「まもなく戻ります」などの明確なメッセージ
  • 復帰予定時刻
  • リラックスしたポーズのキャラクターイラスト
  • 視聴者参加企画やアンケートの告知
  • 穏やかなBGM

配信の進行状況に合わせて急に表示することもあるため、素早く切り替えられる準備が必要です。視聴者を待たせている状況なので、感謝の気持ちを示す一言などを添えるのも良いでしょう。

配信終了後の待機画面

配信が無事に終了したことを視聴者に伝え、感謝の気持ちを示す画面です。同時に、次回の配信やチャンネル登録、SNSフォローなど、継続的な視聴に繋がるアクションを促す重要な役割を果たします。アーカイブ視聴者にとっても、配信の締めくくりとして機能します。

終了後画面には以下の要素を含めると効果的です。

  • 「ご視聴ありがとうございました」などの感謝メッセージ
  • 次回配信の日時(決まっている場合)
  • チャンネル登録、高評価、SNSフォローの呼びかけ
  • 関連動画やアーカイブへの誘導
  • おやすみやさよならのポーズをしたキャラクターイラスト
  • 穏やかで締めくくりに相応しいBGM

配信終了直後の興奮が冷めやらないうちに、視聴者がチャンネルとつながり続けるための情報を提供することが重要です。アーカイブでも表示されることを意識し、必要な情報が網羅されているか確認しましょう。


Vtuberの配信待機画面のポイント

Vtuberとしての個性やチャンネルの魅力を最大限に引き出すためには、配信待機画面のデザインや情報設計が非常に重要です。単に「配信が始まるまで待つ画面」ではなく、視聴者の期待感を高め、あなたの世界観に引き込み、さらに必要な情報を効果的に伝えるための戦略的なスペースとして捉えましょう。

ここでは視聴者の心をつかみ、記憶に残る待機画面を制作するための重要なポイントを解説します。

イメージカラーやモチーフで世界観を伝える

Vtuberとしてのイメージカラー、活動のテーマ、キャラクターの個性やバックストーリーなどをデザインに積極的に反映させましょう。例えば、ファンタジー系のVtuberであれば魔法陣や古文書風のデザイン、テクノロジー系であればグリッドやサイバー風の要素を取り入れるといった具合です。

一貫性のあるカラーパレットやフォント、グラフィック要素を使用することで、チャンネル全体の統一感が生まれ、プロフェッショナルな印象を与えます。視聴者は画面を見るだけで、あなたのチャンネルらしさを瞬時に感じ取れるでしょう。

季節イベントや特別な配信に合わせたバリエーションを用意するのも効果的です。クリスマスやお正月、周年記念などのテーマに合わせたデザインにすることで、リピート視聴者にも新鮮さを提供し、イベント感を盛り上げることができます。

デザインの質は、そのままチャンネルの信頼性やブランドイメージに繋がります。細部までこだわり、あなたの世界観をブレなく伝えることが重要です。

アニメーションを活用する

静止画の待機画面も効果的ですが、簡単なアニメーションやエフェクトを加えることで、画面に命が吹き込まれ、視聴者の視線を釘付けにする視覚的な魅力が格段にアップします。

特に、以下のようなアニメーション要素が人気です。

  • ゆっくり浮遊する背景オブジェクト
  • 光の点滅やパーティクルエフェクト
  • なめらかに流れるグラデーション
  • ロゴやテキストのフェードイン・アウト
  • キャラクターの小さな動き(まばたき、呼吸など)

複雑なアニメーション表現は専門的なスキルが必要となりますが、OBSのフィルターやプラグイン、あるいはAfter Effectsなどのソフトを使って作成できますが、初心者は既製のアニメーションテンプレートを活用する方法もあります。

画面に動きがあることで、視聴者は無音状態や静止画の画面をただ眺めるよりも、アクティブに画面に注目し続けることができます。特に配信開始までの時間が長い場合には、効果的な方法です。

SNSやスケジュールを掲載する

待機画面は視聴者があなたのコンテンツをより深く知るための入口となります。SNSアカウント(X, YouTubeチャンネル登録ボタンなど)、今後の配信スケジュール、メンバーシップやFANBOXなどの支援方法、グッズ販売サイトへのリンク、コラボ相手の告知など、重要な情報をわかりやすく掲載しましょう。

特に注意すべき点は、以下の通りです。

  • 文字サイズは十分大きく、読みやすいフォントを選ぶ
  • QRコードを併用するとスマホユーザーも簡単にアクセスできる
  • 情報は最新のものに更新する習慣をつける
  • 重要度の高い情報から優先的に配置する

ただし、情報を詰め込みすぎるとごちゃごちゃした印象になり、本当に伝えたい情報が見落とされてしまいます。最も見せたい情報は何かを明確にし、シンプルでわかりやすいレイアウトを心がけましょう。


Vtuberの配信待機画面の作り方

魅力的な配信待機画面を手に作る方法は、主に以下の3つがあります。

  • ツールを使って自分で作る
  • 素材サイトから探す
  • デザイナーに依頼する

それぞれにメリット・デメリットがあり、自身のデザインスキル、かけられる時間、予算などに応じて最適な選択肢が変わってきます。ここでは、それぞれの制作方法の特徴と、どんな人に向いているかを紹介します。

ツールを使って自分で作る

ある程度のデザイン経験がある方や新しいツールの習得に意欲がある方、自分のイメージを細部まで形にしたい方、制作プロセス自体を楽しみたい方は、自分で待機画面を作るのがおすすめです。以下のツールがよく使われています。

画像編集ソフト

  • Adobe Photoshop:プロ仕様の高機能ソフト
  • GIMP:無料で使える高機能な画像編集ソフト
  • Canva:テンプレートが豊富で初心者でも使いやすい

動画・アニメーション作成ソフト

自作のメリットは、完全にオリジナルのデザインを作れることと、随時更新や調整が容易なことです。デザインの細部までこだわり、思い通りの表現を実現できます。

一方で、デザインスキルや多くの時間や労力が必要です。特にアニメーションや複雑なエフェクトは、専門的なスキルがないと実現が難しいことがあります。クオリティ追求には学習コストやセンスが必要になるため、理想と現実のギャップに悩む可能性もあります。

素材サイトから探す

待機画面用のテンプレートや、背景、フレーム、パーツなどの素材が配布・販売されているサイトを利用する方法です。ダウンロードしたテンプレートに、自分のチャンネル名やSNS情報を入力するなど、簡単なカスタマイズをして使用します。

デザインスキルに自信がない方、手軽に待機画面を用意したい方、予算を抑えたい方、ある程度決まったデザインから選びたい方なら、素材サイトから探すのがおすすめです。

おすすめの素材サイト

素材を使用する際は、ライセンスや利用規約を必ず確認し、必要に応じてクレジット表記を行いましょう。

デザインのベースがあるため、ゼロから作るよりも圧倒的に早く待機画面を用意できます。無料素材や、比較的リーズナブルな価格のテンプレートが多く、比較的安価なこともメリットです。

人気のテンプレートは、他の配信者も使用している可能性があり、オリジナリティに欠ける場合があります。テンプレートのデザインを大幅に変更したり、細かい要望を反映させたりするのは難しいことも。同じテンプレートを使用している他のVtuberと差別化するため、色やフォント、配置などでカスタマイズして使用しましょう。

デザイナーに依頼する

Vtuberの配信素材制作を専門とするデザイナーやクリエイターに、イメージを伝えてオリジナルの待機画面を制作してもらう方法です。

高品質でオリジナリティ溢れる待機画面が欲しい方、デザイン制作に時間をかけられない方、ブランディングを重視し、プロのクオリティを求める方は、プロのデザイナーに依頼することも一つの選択です。

依頼する際のポイント

  • 自分のキャラクターやチャンネルのコンセプトを明確に伝える
  • 参考にしたいデザインや好みの雰囲気がある場合は具体例を提示する
  • 必要な要素(SNSリンク、スケジュールなど)を事前にリストアップしておく
  • 予算と納期を明確にする
  • 修正可能回数や著作権の扱いについて確認する

チャンネルの世界観を最大限に引き出した、ハイクオリティな待機画面が手に入ることが最大のメリットです。打ち合わせや確認の時間は必要ですが、実際の制作作業は全てプロに任せられます。自身のイメージに加えて、より効果的なデザインや表現についてプロの意見をもらえるため、高品質な世界に一つだけの完全オリジナルな待機画面を作成できます。

ただし、自作や素材利用に比べて初期費用は高くなります。費用相場はデザイン内容やクリエイターによって異なりますが、静止画で5,000円〜30,000円程度、アニメーション付きだともっと高額になることもあります。しかし、クオリティの高い待機画面は長期間使えるため、初期投資として考えるとコストパフォーマンスは悪くありません。


Vtuberの配信待機画面を依頼・購入できるサイト

「自分でデザインツールを扱うのは難しい」「高品質な待機画面が欲しいけど、制作する時間がない」という場合、プロのクリエイターに制作を依頼したり、デザイン済みのテンプレートを購入したりするのがおすすめです。

Vtuber向けの配信素材を取り扱うサイトや、デザイン制作を依頼できるプラットフォームは豊富にありますが、特におすすめなのは以下の4つです。

目的や予算に合わせて、最適なサイトを選びましょう。

サイト名 主なメリット 費用の目安 おすすめの人
BOOTH ・Vtuber向け素材が豊富
・比較的安価なものが多い
・購入後すぐに使える素材も
・個性的なデザインが見つかる
数百円〜数千円程度
(素材購入が中心)
・手軽に始めたい
・予算を抑えたい
・テンプレートを自分で少しカスタマイズしたい
SKIMA ・オーダーメイド制作に強い
・プロフェッショナルなクリエイターが多い
・細かい要望に対応してもらいやすい
5,000円〜20,000円程度
(オーダー依頼)
・完全オリジナルのデザインが欲しい
・キャラクターやコンセプトに合わせたい
・プロにイチから制作を依頼したい
ココナラ ・価格・サービス内容が幅広い
・実績や評価が豊富
・初心者でも利用しやすいシステム
・多様なサービスが見つかる
3,000円〜15,000円程度
(オーダー依頼)
・幅広い選択肢から比較したい
・予算に合わせて選びたい
・初心者で依頼が不安
・デザイン以外の依頼も検討
NIZIMA ・技術力の高いクリエイターが多い
・アニメーションや3D表現に強い
・独自性の高いデザインが見つかりやすい
5,000円〜30,000円程度
(オーダー依頼)
・凝ったアニメーションが欲しい
・3DやLive2D連携のデザイン
・技術力の高い人を探している

BOOTH

BOOTHは同人・クリエイター向けのマーケットプレイスで、Vtuber向けの素材やテンプレートが豊富に販売されています。

待機画面テンプレートは500円〜3,000円程度で購入できるものが多く、カスタマイズ可能なPSDファイルで提供されるケースが一般的です。クリエイターによっては、オーダーメイドの依頼を受け付けている場合もあります。

手軽に既存デザインの中から選びたい方や算を抑えたい方、PSDファイルなどで提供されるテンプレートを自分で少しカスタマイズしたい方におすすめです。

BOOTHのメリット

  • Vtuber関連のデザイナーが多く参加している
  • 比較的リーズナブルな価格設定
  • 実際の使用例やサンプルが確認できる
  • 個性的なデザインが豊富

検索の際は「Vtuber 待機画面」「配信画面素材」などのキーワードで探すと良いでしょう。

参考:BOOTH

SKIMA

SKIMAはイラストやデザインの制作・販売に特化したマーケットプレイスです。BOOTHと比べると価格はやや高めですが、多様なジャンルのクリエイターが登録しており、自分の要望に合わせてイチから待機画面のデザイン制作を依頼できます。

完全オリジナルの待機画面を制作したい方やキャラクターやチャンネルコンセプトに完全に合わせたデザインを求めている方、クリエイターと相談しながら進めたい方に向いているでしょう。

SKIMAのメリット

  • プロフェッショナルなデザイナーが多い
  • オーダーメイド対応のクリエイターが見つけやすい
  • 評価システムでクリエイターの実績が確認できる
  • 細かな要望に対応してもらえる可能性が高い

カスタムデザインの場合は5,000円〜20,000円程度が一般的な価格帯です。

参考:SKIMA

ココナラ

ココナラはデザイン、イラスト、ライティング、プログラミングなど、様々なスキルのマーケットプレイスで、デザインや制作物以外にもアドバイスやコンサルティングなども含めた幅広いサービスが提供されています。Vtuber配信画面の制作も多くのクリエイターが提供しています。

幅広い選択肢の中から価格やサービス内容を比較して選びたい方や、デザイン以外のスキルも含めて探したい方、初心者でも安心して利用できるシステムを好む方におすすめです。

ココナラのメリット

  • 価格やサービス内容が幅広く、比較しやすい
  • 実績や評価が明確
  • 直接コミュニケーションが取りやすい
  • 修正や追加要望にも対応してもらいやすい

初心者にも使いやすいシステムで、価格は3,000円〜15,000円程度が主流です。

参考:ココナラ

NIZIMA

NIZIMAは3Dモデル、Live2Dモデル、イラスト、モーション、配信素材などのデジタルコンテンツに特化したマーケットプレイスです。他のサイトと比べて、Vtuber活動でよく利用される技術要素に関連するクリエイターがより多く集まっています。

3D的な表現や複雑なアニメーションを取り入れたい方やLive2Dモデルと親和性の高いデザインを求めている方、技術力の高いクリエイターを探している方にはぴったりでしょう。

NIZIMAのメリット

  • 技術力の高いクリエイターが集まっている
  • 3Dモデル関連の素材やデザインが豊富
  • 独自性の高いデザインが見つかりやすい
  • Live2D関連の知識を持ったデザイナーが多い

価格は他のサイトよりやや高めで、5,000円〜30,000円程度が一般的です。

参考:NIZIMA


Vtuberの配信待機画面の設定方法

魅力的な配信待機画面のデザインが完成したら、次はいよいよ実際に配信に載せるための設定作業です。

少し難しそうに感じるかもしれませんが、主要な配信ツールであるOBS Studioと、プラットフォームであるYouTubeでの設定方法を理解すれば、誰でも待機画面を活用できるようになります。

ここでは、多くのVtuberが利用するOBS StudioとYouTubeでの具体的な設定手順を解説します。

YouTubeでの設定方法

YouTubeにおける待機画面設定は、主に配信開始前にYouTubeの視聴ページで表示される「サムネイル」の設定を指すことが多いです。これは静止画ですが、視聴者が配信を見つける際の「顔」として非常に重要です。

YouTubeで配信を行う場合、待機画面を設定する方法は以下の通りです。

  1. YouTubeスタジオにログイン
  2. 左メニューから「コンテンツ」を選択
  3. 上部タブの「ライブ」をクリック
  4. 「今後のライブ配信」のリストから対象の配信を選択
  5. 「詳細」ボタンをクリックして編集画面を表示
  6. 「サムネイル」の項目で「カスタムサムネイル」を選択
  7. 待機画面用の画像をアップロード(推奨サイズ:1280×720px)
  8. 「保存」をクリック

このサムネイルが、配信開始前の待機画面として表示されます。動画形式の待機画面を使用したい場合は、OBSなどの配信ソフトと組み合わせて設定する必要があります。

OBSでの設定方法

OBS(Open Broadcaster Software)では、「シーン」と「ソース」という機能を使って配信画面を構築します。OBSを使って動的な待機画面を設定する方法は以下の通りです:

  1. OBSを起動
  2. 「シーン」欄で右クリックし「シーンを追加」を選択
  3. 「待機画面」などわかりやすい名前を付ける
  4. 追加したシーンを選択した状態で、「ソース」欄で右クリック
  5. 「追加」から使用したい素材のタイプを選択
    • 「画像」:静止画の待機画面
    • 「メディアソース」:動画の待機画面(ループ画面を設定可能)
    • 「ブラウザ」:Webベースのアニメーション待機画面
  6. 各ソースの設定を行い、位置やサイズを調整
  7. 必要に応じて、以下のような要素を追加
    • テキスト(「まもなく始まります」など)
    • 時計/カウントダウン(OBS用プラグイン使用)
    • 画像(SNSアイコンやロゴ画像など)
    • オーディオ(BGM)

配信開始時は、シーン切り替えで「待機画面」から「メイン配信画面」に切り替えます。同様に休憩中や終了時も、専用のシーンを作成しておけば簡単に切り替えられます。


Vtuberの配信待機画面に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、Vtuberの配信待機画面に関してよくある質問をまとめます。待機画面の準備や設定を進める上で、ぜひ参考にしてください。

Q1. 待機画面は絶対に必要ですか?

A. 必須ではありませんが、視聴者に安心感を与えたり、配信開始を待つ時間を有意義にするために、設置をおすすめします。配信待機画面は、Vtuberのブランディングや情報提供にも役立ちます。

Q2. 待機画面には何を載せればいいですか?

A. 基本的には以下のような要素がよく使われます。

  • キャラクターの立ち絵やロゴ
  • 配信開始予定時間またはリアルタイムのカウントダウン表示
  • SNSアカウントの情報(X、Instagram、Discordなど)
  • 次回配信スケジュールや今後の告知
  • コメント参加のルールや歓迎メッセージなど

ただし、これらをすべて表示すると煩雑になるため、配信スタイルに合わせて必要なものだけを取捨選択しましょう。

Q3. BGMはあったほうがいいですか?

A. BGMはあった方が断然良いです。BGMがあることで無音状態を避けられ、視聴者が離脱しにくくなります。著作権フリーのBGMや自作音源を使うのが一般的です。

Q4. OBSではどうやって待機画面を切り替えますか?

A. OBSの「シーン」機能を使って待機画面を切り替えます。事前に待機画面専用のシーンを作成しておくと、配信開始時にワンクリックで本編のシーンに切り替えられます。

Q5. 自作と外注、どちらがおすすめですか?

A. クオリティにこだわるなら外注、自分の世界観を試行錯誤したいなら自作がおすすめです。予算やスキルに応じて選ぶと良いでしょう。


まとめ:Vtuberの配信待機で世界観を伝えよう

配信待機画面は、ただ「お待ちください」と表示するだけではありません。あなたのVtuberとしての個性やブランドを表現し、視聴者との関係を深める重要な役割を担っています。

初心者であれば、まずはシンプルなデザインからスタートしましょう。キャラクターの立ち絵、イメージカラー、BGM、SNSやスケジュールなど、重要な要素を絞って配置するだけでも十分効果的です。慣れてきたら、少しずつアニメーションやカウントダウンタイマーを追加していくのがおすすめです。配信待機画面の作成方法には、自作と外注があります。あなた自身のスキルや予算、求めるクオリティを考えて、自分に合った方法を選びましょう。

効果的な待機画面があれば、配信開始前から視聴者の期待を高め、視聴者の定着率やリピーターの増加につながります。ぜひこの記事を参考に、あなたらしい「待機画面」を作成し、より多くのファンに愛されるVtuberを目指しましょう。




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