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メタバースで広がる新しいビジネスチャンス 企業のメタ活用事例5選
はじめに
メタバースの技術について紹介してきましたがそれらは実際どのように運用されているのかはわからない部分が多いですよね・・・
ここではメタバース事業に取り組んでいるOR参入を予定している日本の企業を5社紹介します。
目次
・野村ホールディングス
・KDDI
・凸版印刷株式会社
・グリー株式会社
・大和ハウス工業株式会社
1.野村ホールディングス
野村ホールディングスはデジタル証券の発行支援等、メタバース上でのサービス展開を検討しています。メタバースの展示会「The Sandbox」に出展し、ゲーム感覚でクイズ、盆栽を育てるといった活動ができるバーチャル空間を展開しました。
また、デジタル証券への知見から、メタバースとの親和性が高いと考え、デジタル資産の証券化などの構想も描いており、そのための環境整備や人員確保などバックグラウンドの整備を行っています。
参照や注釈
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-18/RBY7SCT0G1KW01
https://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/holdings/20231030/20231030.html
https://www.itreview.jp/labo/archives/13396 (上記リンク「デジタルアセット」に関する参照)
https://coincheck.com/ja/article/320 (同「ブロックチェーン」に関する参照)
2.KDDI株式会社
通信大手のKDDIは、メタバースプラットフォームのコンセプトムービーを公開し、メタバースへの事業展開を進めています。
現在は「バーチャル渋谷」「バーチャル大阪」などを舞台にアバターを使っての音楽・アート・ショッピングと、リアルとバーチャルが融合したシステムを視野に入れています。
リアル×バーチャルを意識した「au版メタバース」として、新たな都市体験を目指しています。
参照や注釈
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20211130/3217
https://tobira.kddi.com/culture/article00046/
3.凸版印刷株式会社
凸版印刷株式会社は2022年4月に現実空間を忠実に再現したメタバース事業の提供を開始しており、「プラットフォーム」と「アバター」の2つの領域でメタバース事業に取り組んでいます。
アバターについては本人認証やデータ管理機能・改ざん対策など、システムの安全管理に大きく配慮されているのが特長で、主にビジネス利用向けにサービスを提供しています。
また、写真などを使ったアバター生成サービスも開発しており、まるで自分自身の分身のようなアバターが作れます。
プラットフォームについては、スマートフォンからも入れる仮想ショッピングセンター、そこにおける買い物などのサービスを行っています。
参照や注釈
https://solution.toppan.co.jp/xperience/service/metaverse.html
https://solution.toppan.co.jp/ds/contents/metaverse_230316.html
https://and-engineer.com/articles/YuORlxAAACAAKnUa
4.グリー株式会社
インターネット企業・グリー株式会社は、メタバース事業強化に向け、VTuberプロダクション事業と法人向けメタバース構築ソリューション開発・運営の2つの100%出資子会社を設立しています。
最初はスマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリとしてサービスを展開していたメタバース空間「REALITY」でしたが、現在は「REALITY」を世界に展開し北米・東南アジアなどにも多くのユーザーを確保して業績を伸ばしています。
https://corp.gree.net/jp/ja/news/press/2023/1120-01.html
参照や注釈
https://toyokeizai.net/articles/-/464909
https://webtan.impress.co.jp/n/2023/03/03/44417
5.大和ハウス工業株式会社
大和ハウス工業株式会社は、アバターを介してコミュニケーションが取れる「メタバース住宅展示場」を公開しています。
メタバース住宅展示場は、バーチャル空間でモデルハウスを体感できるVR住宅展示場で、スマートフォンやパソコンから簡単に見学でき、営業担当者のアバターに気軽に質問や相談ができます。また、好みに合わせて床や壁紙、天井等の色や素材を簡単に変えることができ、イメージを確認しやすいのが魅力となっています。
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lsp/
こうした試みは、ネット上で住宅会社を選ぶ傾向が増えてきている昨今、優位に立てる一面を持つと思われます。
参照や注釈
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001768.000002296.html
https://virtuaroom.jp/vr_blog/0430virtual_model_house/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73957900Y3A820C2LKA000/
まとめ
ここまでメタバースを使用している企業をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。
メタバースはゲーム業界のみにおさまらず、金融、芸術、買い物、見学、現地体験など、その用途は多岐にわたることがわかります。
メタバースの活用の幅が注目され、様々な企業が参入し、様々なプラットフォームが生まれています。
メタバースの潜在能力は非常に大きく、企業にとっては魅力的な媒体であるといえます。企業によるメタバースの利用はこれからも増え続けていくでしょう。
最後に
今回の記事はDG広報のトルクちゃんが書かせていただきました! ぜひ記事を見返してみてください!
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