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2025.05.01  

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Vtuberのキャラデザの作り方!制作にかかる費用相場を解説

「自分だけのオリジナルキャラクターでVTuberデビューしたい!」

近年、人気が急上昇しているVtuber(バーチャルユーチューバー)。個人から企業まで多くの人がその世界に飛び込んでいます。

そんなVtuber活動を始める上で最も重要なのが、キャラクターデザイン(キャラデザ)です。魅力的なキャラクターは視聴者の心を掴み、ファンを増やす大きな要因となります。

しかし、「どうやって理想のキャラデザを作ればいいの?」「費用はどれくらいかかる?」「誰に頼めば安心?」など、キャラデザ制作には多くの疑問や不安がつきものです。

この記事では、Vtuberのキャラデザとは何か、作成の流れ、制作方法、費用相場から依頼先の選び方まで、詳しく解説します。これからVtuber活動を始めたい方や、既存のキャラクターをリニューアルしたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • Vtuberキャラデザの基本と、良いデザインの条件
  • キャラデザ作成の4つの方法
  • キャラデザ〜Live2D・3Dモデル制作の費用相場
  • 失敗しない依頼先の選び方と注意点
  • おすすめの依頼・購入サイトと活用方法
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Vtuberのキャラデザとは

Vtuberのキャラクターデザイン(キャラデザ)とは、バーチャル空間で活動するアバターの見た目や性格、バックストーリーなどを設計することです。単にイラストを描くだけでなく、Live2Dや3Dモデルとして動かすことを前提に構成されるのが特徴です。

たとえばLive2Dの場合は、髪や目、服などのパーツを分けて描く必要があります。3Dモデル化を想定する場合には、正面・側面・背面を描いた「三面図」が必要です。このように、Vtuberのキャラデザは「動かす」ことまで考えた設計が求められます。

良いキャラデザには、以下のような要素があります。

  • 視聴者の記憶に残る独自性:他のVtuberと差別化できる、ユニークな特徴
  • ターゲット層への訴求力:視聴してほしい層に響く、魅力的なビジュアル
  • 動かしやすさ:モデリングや配信画面に適した構造
  • コンセプトとの一貫性:チャンネルの方向性と一致したデザイン

一般的にキャラデザには全身を描いた「立ち絵」と、喜怒哀楽などを表現する「表情差分」、アクセサリー、小物などが含まれます。また、Live2Dや3D化のためにパーツ分けされたデータや「三面図」が必要になる場合もあります。

Vtuber活動では、見た目の印象が視聴者を惹きつける大きな要素となります。ファンを獲得し、活動のブランディングを成功させるうえで、キャラデザは非常に重要な土台となります。

Vtuberのキャラデザ作成の流れ

Vtuberのキャラデザは、「見た目」を作るだけではなく、世界観や性格も含めた「設計図」を作るプロセスも重要です。ここでは、自作・依頼どちらの場合でも共通する基本的な流れを5つのステップで紹介します。

キャラクター設定を明確にする

まずは、キャラクターの中身(基本設定)を明確にしましょう。これがキャラデザの土台になります。漠然としたイメージではなく、具体的に以下の要素を考えると良いでしょう。

  • 名前・年齢・性別
  • 種族(人間、エルフ、獣人、ファンタジー生物など)
  • 性格・口調(例:元気で明るい/落ち着いた知的系)
  • 趣味・特技・好きなもの
  • バックストーリー(出身地や目的など)
  • 活動ジャンル(ゲーム実況、歌ってみた、雑談など)

これらの設定が詳細であるほど、キャラクターの個性が際立ち、デザインの方向性も定まります。また、設定は視聴者がキャラクターに親近感を持ち、感情移入するための重要なフックにもなります。最初から完璧に決める必要はありませんが、核となる部分を固めておくことで、後々のデザイン作業や活動方針がブレにくくなります。

アイデアを出す

キャラクター設定ができたら、次は具体的なビジュアルのアイデアを出していきます。設定に基づいて、どのような外見にするかを自由に発想し、視覚的なイメージを膨らませていきます。具体的には、以下のポイントを検討しましょう。

  • 髪型・髪色
  • 目の形・色
  • 服装・コスチューム
  • 特徴的なアクセサリーや小物
  • カラーパレット(メインカラー、サブカラー)
  • シルエット(スリム/ゴツめ/丸っこい など全体的な形状)

おすすめはPinterestやX(旧Twitter)で「推し」や理想のキャラを集めて、ムードボードを作ること。ただし、著作権侵害にならないよう、他のVtuberや既存キャラクターの要素をそのまま使わないように注意してください。あくまで参考にとどめ、オリジナリティを追求することが重要です。

ラフ案を作る

集めた資料やアイデアをもとに、具体的なデザインの「ラフ案」を作成します。自分で描く場合は、まず大まかなシルエットや全体のバランスを確認するためのラフスケッチから始めると良いでしょう。

最初から完璧を目指さず、複数の異なるデザインバリエーションを作成し、比較検討するのもおすすめです。イラストレーターに依頼する場合は、以下のようなイメージやラフ案を伝える資料を渡すとスムーズに進められます。

  • キャラクター設定(性格や世界観)
  • 好みの色や参考画像
  • 表情やポーズの要望

これらの資料にもとづいて、ラフ案を複数作成してもらうのが一般的です。この段階でデザイナーと密にコミュニケーションを取り、フィードバックを伝えることで、イメージのずれを防ぎ、最終的に満足度の高いデザインに仕上げられます。

ラフ案の段階での修正は比較的簡単ですが、清書に進んでからの大幅な変更は難しい場合が多いため注意しましょう。

色付けを行う

ラフ案が決まったら、キャラクターに色をつけていきます。色はキャラクターの第一印象を大きく左右するし、視聴者が感じるイメージへの影響も大きいため、慎重に選びましょう。

まずは、キャラクター設定で決めた性格や世界観、コンセプトに合ったメインカラーを決定します。例えば、元気なキャラクターなら暖色系、クールなキャラクターなら寒色系といったイメージです。次に、メインカラーを引き立て、デザインに深みを出すためのサブカラーやアクセントカラーを選び、全体のカラーパレットを完成させます。色の組み合わせによって、キャラクターの個性や雰囲気を豊かに表現できます。

また、配信画面上での見やすさ(視認性)も考慮する必要があります。背景やゲーム画面、コメント欄などと被ってキャラクターが見えにくくならないかなど、さまざまな状況を想定して色を選びましょう。「色はキャラクターのブランディング」でもあります。いくつかのカラーパターンを作成し、比較検討するのもおすすめです。

三面図を作成する

Live2Dや3Dモデルを作成するためには、キャラクターの三面図(正面・横・後ろ)の作成が必要です。特にLive2D化する場合は、三面図に加えてパーツごとの詳細な描き分けが重要になります。これは、髪、顔の各パーツ(目、眉、口など)、首、体、腕、服の各部位などを、動かすことを想定してレイヤー構造で細かく描き分ける作業です。

三面図作成時のポイントは、以下の通りです。

  • 各アングルでのパーツの位置関係を一貫させる
  • 髪の毛や服のディテールを各角度から描く
  • 表情やポーズのバリエーションを用意する
  • モデラーが理解しやすいように、パーツごとに分けて描く

三面図は、正面から見えない背面のデザインや、側面から見たときの体の厚みなども、モデラーが迷わないように具体的に示すことが重要です。

この段階で、「動かしにくい複雑な装飾がないか」「実装可能なデザインか」を確認しておくと、後のトラブルを防げます。

Vtuberのキャラデザを作成する方法

Vtuberのキャラデザには、「誰に依頼するか」、「どう作るか」で複数の選択肢があります。ここでは、代表的な4つの方法を紹介します。それぞれメリット・デメリット、必要なスキルや費用が異なるため、目的や予算、スキルレベルに合わせて、自分に合った方法を選びましょう。

方法 メリット デメリット 費用目安 おすすめの人
自分で作る ・コスト削減ができる
・自由度が高い
・調整や修正が自由
・著作権・商用利用の問題を気にする必要がない
・画力とデザインセンスが必要
・完成までに多くの時間と労力がかかる
・プロのクオリティには届きにくい
0円(ソフト代別) ・イラスト制作スキルがあり、時間をかけられる
・費用を抑えたい人
完成品を購入する ・即活動開始できる
・オーダーメイドよりは比較的安価
・一定のクオリティが保証されている
・オリジナリティに欠ける
・同じデザインを使っている人がいる可能性がある
・デザインのカスタマイズができない、もしくは自由度が低い
数千円~数万円 ・手軽に始めたい初心者
イラストレーターに依頼する ・完全オリジナルのデザインが手に入る
・プロ技術による高いクオリティが期待できる
・自分の要望を反映できる
・コストがかかる
・依頼から完成まで時間がかかる
・イラストレーターとの相性が重要
5万円~30万円以上 高品質でオリジナルキャラがほしい人
制作会社に依頼する ・高品質なデザインが期待できる
・キャラデザからLive2D/3Dモデリング、デビュー後のサポートまで一貫して依頼できることが多い
・権利管理や契約も明確で安心
・費用が高額になる(数十万〜100万円以上)
・大手企業向けのサービスが多い
・納期が長い場合がある
30万円~100万円以上 ・プロ志向の人
・企業
・本格活動を目指す人

自分で作る

イラスト制作スキルがあり、時間と労力をかけられるのであれば、自分でキャラデザを作成するのが最もコストを抑えられる方法です。

メリット

  • 制作コストを大幅に削減できる
  • コンセプトから細部のデザインまで自分のイメージ通りに作れる
  • 修正や調整が自由にできる

デメリット

  • 魅力的なキャラクターを生み出すための画力とデザインセンスが必要
  • 完成までに多くの時間と労力がかかる
  • プロのクオリティには届きにくい

自分で作る場合は、「CLIP STUDIO PAINT」、「Photoshop」などのイラストソフトを使用すれば、後のモデリングがスムーズです。

最大の魅力は、細部に至るまで自分の納得いくまで作り込める完全な自由度です。また、自作したキャラデザは、著作権や商用利用の問題を気にする必要がない点もメリットです。

しかし、魅力的なデザインを生み出す画力はもちろん、特にLive2D用の「パーツ分け」や3Dモデル制作(モデリング・リギング)には専門的な知識と技術が必要で、初心者にはハードルが高くなります。

完成品を購入する

「イラストは描けないけど、すぐにVtuber活動を始めたい」「初期費用を抑えたい」 という方には、既に完成されたキャラデザを購入する方法があります。

メリット

  • 購入後、すぐにVtuber活動をスタートできる
  • オーダーメイドよりは比較的安価で入手できる
  • 一定のクオリティが保証されている

デメリット

  • オリジナリティに欠ける
  • 同じデザインを使っている人がいる可能性がある
  • デザインのカスタマイズができない、もしくは自由度が低い

nizima」や「BOOTH」、「ココナラ」などのサイトでは、即使用可能なVtuber用キャラデザが販売されています。

デザインに強いこだわりがなく、手軽さやスピード感を重視する場合におすすめです。ただし、人気モデルは他の人も使用している可能性がある点を理解しておきましょう。

また、購入前には必ず利用規約を読み、商用利用の可否や禁止事項などをしっかり確認しましょう。

イラストレーターに依頼する

自分だけのオリジナルキャラがほしいけど、自分で作るのは難しいという場合は、イラストレーターに依頼する方法があります。世界にひとつだけのオリジナルVtuberを作りたい方に適しています。

メリット

  • 完全オリジナルのデザインが手に入る
  • プロ技術による高いクオリティが期待できる
  • 自分の要望を反映できる

デメリット

  • コストがかかる
  • 依頼から完成まで時間がかかる
  • イラストレーターとの相性が重要

イラストレーターに依頼するのは、オリジナリティとクオリティを両立しやすい方法です。

人気の依頼先は、ココナラSKIMAなどのクラウドソーシングサイトやX(旧Twitter)などがあります。依頼する際には、ポートフォリオをチェックして、自分の好みに合うイラストレーターを選びましょう。

また、依頼したい内容(キャラデザのみか、モデリングまでか)、予算、希望納期、キャラクターのイメージ、著作権や商用利用の取り扱いなどを事前に明確にし、クリエイターとしっかりすり合わせを行うことが大切です。

制作会社に依頼する

「企業プロジェクトとしてVtuberを立ち上げたい」「個人でも、クオリティとサポート体制を重視したい」 という場合には、専門の制作会社に依頼するのがおすすめです。

メリット

  • 高品質なデザインが期待できる
  • キャラデザからLive2D/3Dモデリング、場合によってはデビュー後のサポートまで、まで一貫して依頼できることが多い
  • 権利管理や契約も明確で安心

デメリット

  • 費用が高額になる(数十万〜100万円以上も)
  • 大手企業向けのサービスが多い(個人は依頼しにくい)
  • 納期が長い場合がある

制作会社への依頼は、特にビジネス利用や本格的なVtuber活動を目指す場合におすすめです。クオリティや信頼性が高く、サポート体制も万全です。

費用は高額になりますが、高品質なオリジナルキャラが作成可能。さらにキャラデザから、デビュー後のサポートまで一括で依頼できることが大きなメリットです。デジタルギアなどの専門制作会社では、キャラデザからモデリング、運用サポートまでトータルでサービスを提供しています。

Vtuberのキャラデザの作成費用

Vtuberのキャラクターデザインにかかる費用は、依頼する範囲・クリエイターのレベル・仕上がりのクオリティによって大きく変わります。ここでは、「キャラデザのみ」「Live2Dモデル込み」「3Dモデル込み」の3パターンで、一般的な費用相場を紹介します。

キャラデザのみの制作費用

まずはVtuberの「見た目」となるキャラクターデザインのみ(イラスト制作のみ)の場合の費用です。主にイラストレーター個人のスキルや実績、人気度によって価格帯が異なります。費用の相場は以下の通りです。

イラストレーターのレベル 費用の目安
アマチュア・新人イラストレーター 5,000円〜30,000円
中堅イラストレーター 30,000円~100,000円
プロ・人気イラストレーター 100,000円~300,000円

費用に影響する要素

  • イラストレーターの知名度・実績
  • デザインの複雑さ、装飾の多さ
  • 納品物の内容(表情差分の数、ポーズバリエーションなど)
  • 商用利用・著作権譲渡の有無
  • 修正対応の回数や対応範囲

キャラデザから2Dモデルの制作費用

キャラクターデザインから、「Live2Dモデリング」までを一貫して依頼する場合の費用相場です。イラスト制作費に加え、モデリングの作業費がかかります。費用は以下の通りです。

モデルグレード 費用の目安
エントリーレベル 50,000円~200,000円
スタンダードレベル 200,000円~400,000円
プロフェッショナルレベル 400,000円~800,000円以上

Live2Dモデルのグレードの違い

  • シンプルモデル:表情や動きは最小限(瞬き・口パク程度)まずはお試しで始めたい方向け。
  • スタンダードモデル:上記に加え、体の傾き、呼吸のような自然な動き、より豊かな表情差分(喜怒哀楽など)に対応。一般的な配信活動には十分なクオリティ。
  • プロモデル:髪や衣装の物理演算による自然な揺れ、舌出し・頬ぷくなどの特殊な動き、キー操作での複雑な表情・モーション切り替えなど、高度な表現が可能。こだわりたい方向け。

キャラデザから3Dモデルの制作費用

キャラクターデザインから3Dモデル制作までを依頼する場合の費用相場です。2Dに比べて制作工程(モデリング、テクスチャ作成、リギング、ウェイト調整など)が多く、専門技術も必要となるため、費用は高額になる傾向があります。

モデルグレード 費用の目安
エントリーレベル 100,000円~500,000円
スタンダードレベル 500,000円~1,000,000円
プロフェッショナルレベル 1,000,000円~2,000,000円以上

費用を左右する要素

  • ポリゴン数(モデルの滑らかさ)、衣装や装飾の作り込みなどのモデリングの複雑さ
  • 肌や服の質感、陰影などの描き込みなど、テクスチャの品質
  • リギングの精度
  • 表情(ブレンドシェイプ)の数と質

VRchat用、配信用(VRM形式)、ゲーム用など、使用用途に合わせた調整上記の費用相場は、個人クリエイターに依頼するか、制作会社に依頼するかによっても変動します。一般的に、制作会社の方が費用は高くなる傾向がありますが、品質管理、進行管理、契約面の安心感、サポート体制などが充実しているメリットがあります。

予算や活動スタイルに合わせて、最適な依頼方法とクオリティラインを比較検討して選びましょう。

Vtuberキャラデザの依頼先の選び方

Vtuberのキャラデザを依頼したいと思っても、「どこに依頼すればいいの?」「失敗しない選び方は?」と迷う方も多いでしょう。キャラデザは、依頼先によって費用・対応範囲・クオリティが大きく異なるため、次の3つのポイントで比較・検討することが大切です。

費用で選ぶ

まずは、予算に合わせて依頼先を選ぶことが重要です。依頼先や依頼内容によって、かかる費用には幅があります。最初に、キャラデザ・モデル制作にかけられる総予算を明確に設定しましょう。ただし、「安ければ良い」というわけではありません。次のような点を含めて総額で比較しましょう。

  • 表示価格に含まれる内容(例:表情差分や小物追加)
  • 商用利用・著作権譲渡の料金が含まれているか
  • 修正回数に制限はあるか
  • モデリング用データ(PSD分けなど)は別料金か

特に初心者の場合、3万円〜10万円前後の中価格帯で実績のあるクリエイターから検討するのがおすすめです。費用をかけすぎず、一定以上のクオリティが期待できます。

サービス内容で選ぶ

依頼先によって提供されるサービス内容は異なります。自分が何を依頼したいのか、どのようなサポートが必要かを明確にした上で、依頼先のサービス内容を比較検討しましょう。

  • キャラデザのみか、モデリングまで一貫して対応しているか
  • 修正回数の制限や追加修正の料金など
  • 納品データの形式(PSD、PNG、AIなど)
  • 著作権・二次利用の可否
  • アフターサポートの有無

納品形式は、Live2D化を考えるならPSD(パーツ分け済)が必須です。また、収益化やグッズ展開を予定している場合は、商用利用や二次利用の可否を確認しておきましょう。

納品後の微調整などのアフターサービスがあると、より安心です。自分の必要なサービスを明確にし、それに合った依頼先を選びましょう。

実績で選ぶ

依頼先の過去の実績やポートフォリオ(制作事例集)を確認することは、最も重要な選定基準の一つです。特に、Vtuberのキャラデザやモデル制作の実績が豊富かどうかを確認しましょう。

  • ポートフォリオの確認(過去のVtuberキャラデザ作品)
  • 評判や口コミ・評価コメントのチェック
  • 制作したVtuberの活躍状況
  • SNSでのフォロワー数や活動頻度

そのクリエイターや会社のアートスタイルが、自分の好みや実現したいキャラクターイメージと合致しているかを最優先で確認します。いくら実績があっても、作風が合わなければ満足のいく結果は得られません。

気に入ったクリエイターが見つかったら、実際に問い合わせをしてみて、返信の速さや丁寧さ、質問への回答の的確さなどから、信頼できる相手かどうかを見極めることも大切です。

最終的には、価格やサービス内容だけでなく、「この人に自分のキャラクターを託したい」と思えるかどうか、信頼感や相性も大切にして依頼先を決定しましょう。

Vtuberのキャラデザを依頼できるサイト

Vtuberのキャラデザを依頼できるサイトは複数あるため、どこを選べばよいか迷うこともあるでしょう。

ここでは、実績豊富なクリエイターと出会えるおすすめの依頼サイトを4つ紹介します。それぞれに特徴があるため、予算・クオリティ・依頼方法の好みに合わせて選ぶことがポイントです。

ココナラ

ココナラは、日本最大級のスキルマーケットプレイスで、デザイン、イラスト、ナレーション、動画編集など、あらゆるジャンルのスキルが出品されています。

特徴

  • 幅広い価格帯のサービスがある(3,000円〜10万円以上)
  • 評価・実績システムがあり、依頼前に比較しやすい
  • 専用のメッセージ機能でやり取りがスムーズ
  • 匿名でのやり取りも可能
  • サイトが仲介するエスクロー決済で金銭トラブルのリスクが低く安心

ココナラは、Vtuber関連のサービスも豊富に揃っており、キャラデザ単体からLive2Dモデリング込みのパッケージまで、様々なサービスが見つかります。

出品者にはランク制度や購入者からの評価・レビュー機能があるため、依頼前に信頼性や実績を確認しやすい点もメリットです。初心者にも使いやすいインターフェースで、金銭を直接やり取りする必要もないため、初めてVtuberのキャラデザを依頼する方にもおすすめです。数千円から数十万円まで、様々な価格帯のサービスがあるため、予算に合わせて選べるでしょう。

SKIMA

SKIMAは、イラストやデザインの制作依頼に特化したクリエイターマーケットプレイス。クオリティの高いイラストレーターが多く活動しています。

特徴

  • イラスト・デザインに特化しており、専門性が高いクリエイターが多い
  • VtuberキャラデザやLive2D関連など細かいカテゴリ分けで探しやすい
  • ポートフォリオが充実しており、理想の作風を探しやすい
  • 利用者レビューも確認できる

SKIMAはココナラと比較すると、より専門性の高いイラストレーターが多く活動しており、特にキャラクターデザインやLive2D関連のサービスが充実しています。そのため、クオリティにこだわりたい、特定の画風のクリエイターを探したいという場合に最適です。

クリエイターのポートフォリオ(作品集)が充実しているため、依頼前に作風や実績をじっくり確認できます。「キャラ販売」として完成済みモデルが出品されていることもあります。価格帯はココナラよりやや高めな傾向がありますが、その分、プロフェッショナルな仕上がりを期待できるでしょう。

TANOMUNO

タノムノは、イラスト制作の依頼に特化したサービスです。コンペ形式で複数のイラストレーターから提案を受けられることが、他と異なる特徴です。

特徴

  • コンペ形式で複数の案からデザイン案を募集できる
  • 固定価格で依頼できる
  • キャラデザに強いイラストレーターが多い
  • 依頼~納品までの手順がシンプル

タノムノは、予算や依頼内容を提示し、複数のクリエイターからデザイン案を募集、その中から気に入ったものを選んで採用できます。様々なスタイルのデザインを比較検討したい場合や、具体的なイメージが固まっていない場合におすすめです。

採用が決定するまで費用が発生しないため、リスクを抑えたい場合にもぴったり。もちろん、特定のクリエイターに直接依頼することも可能です。イラストに特化しているため、キャラデザを得意とするクリエイターを見つけやすいでしょう。

Lancers

ランサーズは、フリーランスのクリエイターが多く登録する大手クラウドソーシングサイトです。

特徴

  • 日本最大級のクラウドソーシングサイトで多数のクリエイターから選べる
  • 比較的安価なサービスも多い
  • 募集を出すと、複数の提案が届く「コンペ・プロジェクト方式」
  • 実績や提案文を比較して選べる

ランサーズは、イラストレーターやデザイナーだけでなく、様々なスキルを持つフリーランスが多数登録しています。

そのため、非常に多くのクリエイターの中から依頼先を探せるというメリットがあります。コンペ形式でデザイン案を募集したり、プロジェクト形式で特定のクリエイターに依頼したりと、依頼方法も様々です。

幅広い選択肢がある反面、VtuberのキャラデザやLive2D/3Dモデリングに特化したクリエイターをピンポイントで探すには、ココナラやSKIMAに比べて手間がかかる可能性があります。比較的安価な依頼が見つかることもありますが、品質や実績は個々にしっかり確認する必要があります。

ランサーズはコストを抑えたい方や、様々な提案を受けてから決めたい方におすすめです。

Vtuberのキャラデザの完成品を購入できるサイト

オリジナルデザインを一から依頼する時間や予算がない、すぐにでもVtuber活動を始めたいという場合には、既に完成しているキャラクターデザインやモデルを購入するという選択肢もあります。ここでは、Vtuber向けの完成品モデルが多く出品されている代表的なプラットフォームを3つ紹介します。

サイト 特徴 おすすめの人
nizima ・Live2Dモデルや3Dモデルが充実している
・プロ制作でクオリティが高い
・動作デモ付きで購入前に確認可能
・商用利用可能な素材が多い
・幅広い価格帯
・高品質な3Dモデルを探している
・安心して購入したい
・商用利用を前提としている
BOOTH ・個性的なキャラクターが多い
・比較的安価な価格帯
・Live2D用のテンプレートも販売されている
・同人クリエイターの作品が中心
・独特な雰囲気のキャラクターを探している
・低予算で始めたい
・個性を重視したい
SKIMA ・完成済みキャラデザやLive2Dモデルの販売もあり
・プロ〜アマチュアまで選択肢が豊富
・オリジナル制作に強い
・商用利用条件が明確
・完成品購入とオリジナル制作を検討している
・多くの選択肢から選びたい
・利用規約をしっかり確認したい

nizima

nizimaは、Live2D公式の株式会社Live2Dが運営する、イラスト・Live2Dモデル・3Dモデルなどを販売するデジタルコンテンツマーケットです。。Vtuber向けのキャラクターも多数販売されており、高品質な3Dモデルを探している方におすすめです。

特徴

  • Live2Dモデルや3Dモデルが充実している
  • プロ制作のクオリティが高く、動作デモ付きで購入前に確認可能
  • 商用利用可能な素材が多い
  • 価格帯も幅広い

BOOTH

BOOTHは、イラスト投稿SNS「pixiv」が運営する、同人・個人クリエイター向けのハンドメイド型オンラインマーケット。同人作家やクリエイターが作品を販売できるプラットフォームで、Vtuber向けの素材も豊富に取り扱っています。独特な雰囲気のキャラクターを探している方や、低予算で始めたい方におすすめです。

特徴

  • 個性的なキャラクターが多い
  • 比較的安価な価格帯が多い
  • Live2D用のテンプレートも販売されている
  • 同人クリエイターの作品が中心

SKIMA

SKIMAは、イラスト・デザインの個別依頼や完成品販売ができるクリエイター向けマーケットプレイスです。Vtuber向けには、パーツ分け済み立ち絵やLive2Dモデルの完成品販売に加えて、フルオーダーのキャラデザ・モデリング依頼も可能です。

特徴

  • 完成済みキャラデザやLive2Dモデルの販売もあり
  • プロ〜アマチュアまで多数のイラストレーターが出品しており、選択肢が豊富
  • 依頼型・コンペ型のオーダーも対応しており、オリジナル制作にも強い
  • 利用規約(商用利用・著作権譲渡など)は出品者ごとに明示されており明確

Vtuberのキャラデザ制作費用を抑える方法

Vtuberのキャラデザは、クオリティにこだわると高額になることがあります。しかし、以下の方法で費用を抑えつつ理想のキャラデザを実現することも可能です。

クラウドファンディングで費用を集める

活動を始める前にクラウドファンディングでファンの支援を募ることで、キャラデザやモデリングの費用を集められることがあります。活動前から注目を集めたい人や、コンセプトに共感してもらえる人向けに有効です。

メリット

  • 初期投資を自分で用意する必要がない
  • ファンの期待を集められる
  • 資金調達と同時に宣伝効果もある
  • ファンとのコミュニティ形成のきっかけになる

実施方法

  1. V祭・CampfireFANBOXなどのプラットフォームを登録する
  2. 活動計画や目標金額、リターン(お礼・限定特典など)の内容を明確にする
  3. SNS等で積極的にプロジェクトを宣伝する
  4. 支援者との継続的なコミュニケーションで信頼を築く

ただし、知名度がない状態でのクラウドファンディングは成功が難しいため、まずはSNSでの活動などで認知度を上げておくと良いでしょう。

モデル制作まで一貫して依頼する

キャラデザだけでなく、Live2Dや3Dモデル制作まで一貫して同じクリエイターや会社に依頼することで、総額費用を抑えられることがあります。

メリット

  • セット割やパッケージプラン、一括割引などが適用されることがある
  • 制作の連携がスムーズで手間が省ける
  • 全体の整合性が取れたデザインになる

キャラデザとモデリングを別々に依頼すると、デザインの解釈の違いや、データの受け渡しなどで追加コストが発生することがあります。特に初心者は、一貫制作がおすすめです。

Vtuberのキャラデザに関するよくある質問

最後に、Vtuberのキャラデザによくある質問をまとめます。

Q. Vtuberのキャラデザ制作にかかる費用は?

A. Vtuberのキャラデザ制作費用は、クオリティや依頼内容やクオリティによって大きく異なります。

  • キャラデザのみ:5,000円〜200,000円以上
  • Live2Dモデルを含む:80,000円〜600,000円以上
  • 3Dモデルを含む:200,000円〜2,000,000円以上

初心者であれば、まずは手頃な価格帯から始めて、活動が軌道に乗ってきたらアップグレードを検討するのも良いでしょう。

Q. Vtuberのキャラデザを依頼する際に準備しておくべきことは?

A. 依頼前に以下の準備をしておくと、イメージの共有がスムーズになります。事前準備をしておくことで、イメージのすれ違いや追加費用のリスクが減るでしょう。

  1. キャラクター設定書:名前、年齢、性格、特徴、バックストーリーなどをまとめる
  2. 参考イメージ集:色味や衣装などを含めた好みのデザインや雰囲気の画像をまとめる
  3. 必要なデータ形式:Live2D用PSD/PNGのみ/三面図など
  4. 予算と納期:希望する金額と完成までの期間を決めておく
  5. 利用目的:商用利用や収益化の有無を明確にする

Q. Vtuberのキャラデザには何が含まれますか?

A. 一般的なVtuberキャラデザの納品物には以下が含まれます:

  • 全身立ち絵:正面や複数アングルからの全身イラスト
  • 表情差分:喜怒哀楽などの表情バリエーション
  • パーツ分け:Live2D用の場合、髪・目・口などのパーツごとに分けられたデータ
  • 三面図:正面・横・背面からの図(3Dモデル用)
  • 設定資料:色指定やプロポーションの詳細など

依頼内容によって異なるため、事前にクリエイターに確認しましょう。

Q. VtuberのキャラデザとLive2Dモデルは別の人に依頼してもいいの?

A. 別々の人に依頼することも可能ですが、以下の点に注意が必要です。

  • キャラデザの著作権や二次利用の許可を得ておく
  • Live2Dモデラーに適したデータ形式でキャラデザを納品してもらう
  • モデリングに適したデザインであることを確認する

一貫して同じクリエイターに依頼する方がスムーズですが、キャラデザとモデリングは異なるスキルなので、それぞれ得意な人に依頼するのも一つの方法です。

Q. Vtuberのキャラデザの著作権や商用利用はどうなりますか?

A. 著作権や利用権は依頼先によって異なります。一般的なパターンは、以下の通りです。

  1. 著作権はクリエイター側、利用権は依頼者側:最も一般的なパターン
  2. 著作権も利用権も依頼者側:追加料金が発生することが多い
  3. 制限付き利用権:商用利用に制限がある場合など

契約前には、必ず以下の点を確認しましょう。

  • 商用利用(収益化)は可能か
  • グッズ展開は可能か
  • 改変権はあるか
  • クレジット表記は必要か

著作権トラブルは非常に多いので、「商用利用可」「著作権譲渡あり」などの記載があるクリエイターを選び、事前にしっかり相談しましょう。

まとめ:Vtuberのキャラデザ制作はデジタルギアに

Vtuberのキャラクターデザインは、活動の成功を左右する重要な要素です。予算や目的に応じて、自作、完成品購入、イラストレーターへの依頼、制作会社への依頼など、様々な方法から最適なものを選びましょう。

本気でプロのVtuberを目指すなら、キャラデザからモデリング、運用サポートまでトータルでサービスを提供する制作会社への依頼がおすすめです。デジタルギアでは、あなたの「なりたい」を叶える高品質なキャラデザを提供し、モデリングから活動サポートまで一貫してサポートしています。

プロの技術で、あなたの理想のキャラクターを形にし、最高のVtuberライフを共に歩みましょう。まずはお気軽にご相談ください。




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