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2025.05.02  

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Vtuberの3Dモデルとは?始め方からライブ配信の仕組み・費用まで解説


Vtuberの3Dモデルとは?始め方からライブ配信の仕組み・費用まで解説

3DモデルのVTuberは、2Dモデルと比較してより自由でダイナミックな表現が魅力です。しかし、「3DモデルVTuberの始め方がわからない」「モデルの作り方や配信方法、費用が分からない」「2Dモデルよりも難しそう…」とお悩みではありませんか?

この記事では、3DモデルVTuberの基本から始め方まで、初心者にも分かりやすく解説します。2Dモデルとの違いや3Dモデルを準備する3つの方法、必要な機材とソフト、さらには費用相場までわかりやすく網羅的に解説します。

技術的な「仕組み」も理解できるので、これから3DモデルVTuberを始めたい方は必見です。この記事を読んで、3DモデルVTuberの全体像を把握し、自分に合った方法で魅力的な3DアバターでのVTuber活動をスタートしましょう!

この記事のまとめ

  • 3DモデルVTuberは2Dと比較して立体的で自由な表現が可能
  • 始め方は企画→準備(モデル・機材・環境構築)→配信が基本
  • モデルの入手方法は既存活用・自作・プロ依頼の3種類
  • 必要機材は高性能PC・トラッキング機材・ソフトが基本セット
  • 費用は既存モデル活用なら数千円から、プロ依頼なら数十万円以上

Vtuberの3Dモデルとは?基本を理解しよう

VTuberの世界では、アバターの種類によって表現方法や必要な環境が大きく変わります。その中でも3Dモデルは、立体的な表現が可能な特徴的なアバターです。ここでは3Dモデルの基本について詳しく見ていきましょう。

3Dモデルの定義と仕組み

3Dモデルとは、コンピュータ上で作成された三次元の立体モデルのことです。VTuberの場合、このモデルをリアルタイムで動かして配信を行います。

3Dモデルは基本的に以下の要素で構成されています。

  • ポリゴン(メッシュ)
    三角形や四角形といった面の集合体で、キャラクターの形状を作り出します。
  • テクスチャ
    3Dモデルの表面に貼り付ける画像で、肌の色や衣装の模様などを表現します。
  • リグ(骨格)
    モデルを動かすための骨組みのようなもので、これによりキャラクターに動きを付けられます。
  • ブレンドシェイプ
    表情などの細かい変化を表現するための仕組みです。

3Dモデルを動かすには、顔や体の動きをトラッキングするシステムが必要です。WebカメラやVRヘッドセットなどのデバイスで取得した動きのデータを3Dモデルに反映させることで、自分の動きに合わせてアバターが動くようになります。

2Dモデル(Live2Dなど)との主な違い

3DモデルとLive2Dに代表される2Dモデルには、大きな違いがあります。2Dモデルは「イラストに命を吹き込む」ような表現方法であるのに対し、3Dモデルは「仮想空間に存在する立体的なキャラクター」という違いがあります。

特徴 3Dモデル 2Dモデル(Live2D)
次元 立体的な3D空間で表現 平面的な2D空間で疑似的な立体感を表現
視点 360度あらゆる角度から見ることが可能 基本的に正面からの視点が中心
動き 自由度が高く、ダイナミックな動きが可能 前後の動きに制限があり、動きの表現に限界がある
制作の複雑さ 専門的な3Dモデリング技術が必要 比較的シンプルな2Dイラストから作成可能
必要なPCスペック 高いスペックが求められることが多い 比較的低いスペックでも動作可能

3DモデルVTuberのメリット・デメリット

3Dモデルは見た目の派手さや表現力の高さが魅力ですが、2Dモデルと比較して、始める前に必要な環境や技術、コストのハードルが高くなる傾向があります。

メリット

  • 表現の自由度が高い
    360度どの角度からも見ることができ、ジャンプやダンスなど動きの表現が豊かです
  • 没入感が強い
    立体的な表現により、視聴者に強い臨場感を与えられます
  • VR空間との親和性
    バーチャル空間やVRChatなどとの連携がしやすく、活動の幅が広がります
  • 特殊なエフェクトや演出
    3D空間ならではの特殊効果や演出が可能です
  • 複数人での共演
    3D空間内で複数のVTuberが自然に共演できます

デメリット

  • 高いPC性能要求
    3Dモデルの表示には高いグラフィック性能が必要になることが多いです。
  • セットアップの複雑さ
    初期設定やソフトウェアの連携が複雑になりがちです。
  • 制作コストが高い
    プロに依頼する場合、2Dモデルよりも費用がかかる傾向があります。
  • 技術的な知識が必要
    3Dモデリングやセットアップには専門的な知識が求められます。
  • 通信環境への負荷
    配信時のデータ量が多くなり、安定した通信環境が求められます。

3DモデルVTuberの始め方【5ステップ】

3DモデルVTuberを始めるには、いくつかのステップを順に進めていく必要があります。ここでは、初心者でも分かりやすいように、準備から配信開始までを5つのステップに分けて解説します。計画的に進めることで、スムーズなVTuberデビューを目指しましょう。

Step 1: キャラクター設定とキャラデザを決める

まずは自分のVTuberとしてのキャラクター設定を確立しましょう。どんなコンテンツを発信したいのか(ゲーム実況、歌、トークなど)、どんな視聴者に見てもらいたいのかを明確にします。そのうえでキャラクターの外見や性格を決定します。

また、キャラデザの段階から3Dモデル化することを念頭に置き、複雑すぎない髪型や装飾、動かしやすい造形を意識しましょう。前後左右など複数アングルの設定画が必要になります。

Step 2: 3Dモデルの準備

キャラクターデザインが決まったら、3Dモデルを用意します。既存モデルのカスタマイズ、自作、プロへの依頼など方法は様々です。どの方法でも、モデルはVRMやFBXなど配信ソフトで使用できる形式でエクスポートできるようにしましょう。

Step 3: 必要な機材・ソフトの準備

3Dモデルを動かすための機材とソフトウェアを準備します。高性能PC(GPU NVIDIA GTX 1080 以上推奨)、VRヘッドセット(Meta Quest 2HTC Vive など)、トラッカー(フルボディトラッキング用)、高品質マイクが基本セットです。

ソフトウェアはモーション取得用のバーチャルモーションキャプチャー(VMC)、モデル表示用のVSeeFaceVDRAW、配信用のOBS Studioなどが必要です。予算に応じて必要な機材を選び、最初はヘッドとハンドトラッキングだけでも始められます。フルボディトラッキングは後から追加することも可能です。

Step 4: 配信環境の構築とテスト

機材とソフトを連携させ、配信環境を構築します。モーションキャプチャー機器の設置・調整(理想的には2m×2m以上のスペース)、キャリブレーション(自分の体型とモデルの同期)、3Dモデルとモーションの連携設定を行います。

次にOBSなどの配信ソフトでウィンドウキャプチャーやマイク設定を調整します。モデルの動き、表情トラッキング、音声品質、PCの負荷などを確認するテスト配信を行いましょう。

問題があれば調整し、スムーズに動作することを確認します。短い録画テストを行い、後から見直すことで改善点を見つけやすくなります。

Step 5: ライブ配信開始!

準備が整ったら、いよいよ配信開始します。YouTubeTwitchニコニコ生放送などのプラットフォームを選び、事前に告知して視聴者を集めましょう。

初回配信では自己紹介や今後の配信予定を伝え、シンプルな内容から始めるのがおすすめです。配信時間は無理せず1〜2時間程度に設定し、トラブル対応策も考えておきましょう。

最初は視聴者が少なくても落ち込まず、定期的な配信スケジュールを守り、SNSでの情報発信も並行して行うことが大切です。回を重ねるごとに技術面や表現力は向上していきます。

Vtuberの3Dモデルの作り方3選

3DモデルVTuberを始めるにあたって、3Dモデルのアバターをどのように用意するかは重要な問題です。ここでは、予算や技術力に応じて選べる3つの方法を詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解して自分にあった最適な方法を選びましょう。

既存モデルを活用する(すぐに始められる)

既存モデルの活用は、最も手軽に3DモデルVTuberを始められる方法で、すぐに活動を始めたい方や予算に制限がある方におすすめです。

BOOTHVRoid StudioUnity Asset StoreSketchfabなどのプラットフォームで、無料〜数万円程度でモデルを入手できます。特にVRoid Studioは無料で直感的に操作でき、髪型や服装を自分好みにカスタマイズ可能です。

技術的な知識がなくてもすぐに配信を開始できる反面、完全なオリジナリティは出しにくく、商用利用が制限されている場合もあります。購入時は利用規約を確認し、商用利用や改変の可否、クレジット表記の必要性などをチェックしましょう。

自分で3Dモデルを作る(自作)

3Dモデルの自作は、自分自身の手で完全にオリジナルのキャラクターを形にできる方法です。3DCG制作に興味がある方や長期的にVTuber活動を考えている方におすすめです。

ただし、3Dモデルの自作は「完全オリジナルの3Dモデルを作れる」「修正や更新を自分のペースで行える」などのメリットがある一方、技術習得に時間がかかり、クオリティの高いモデル制作にはスキルと経験が必要です。

初心者の場合は、まずBlenderなど無料ソフトのチュートリアルから始めて、必要に応じて有料のMayaZBrushCinema 4Dなどのソフトを使用すると良いでしょう。

クリエイターや制作会社などプロに依頼する

プロに依頼する方法は、高品質なモデルを確実に入手できますが、費用が最も高くなります。依頼先としては、「個人クリエイター」「VTuber専門制作会社」などの選択肢があります。

プロのクオリティで理想通りのモデルが作れ、サポート体制も整っている一方、費用が高額で納期にも時間がかかります。依頼時は実績確認、権利関係の明確化、仕様の擦り合わせを丁寧に行うことが重要です。予算に余裕がある方やクオリティにこだわりたい方におすすめです。

制作の流れ

  1. 見積もり相談
  2. キャラクターデザインの提供
  3. 契約と支払い
  4. モデリング作業
  5. 納品

Vtuber 3Dモデル&ライブ配信の「仕組み」

3DモデルVTuberとして活動するためには、様々な技術や機材が連携して動作する必要があります。ここでは、その裏側にある「仕組み」を理解し、スムーズな配信を実現するための知識を解説します。

ライブ配信に必要なものリスト(機材・ソフト)

3DモデルVTuberの配信には、いくつかの必須機材とソフトウェアが必要です。基本的な構成要素は以下の通りです。

ハードウェア(機材)

  • 高性能PC: GPU NVIDIA GTX 3060以上、CPU Intel i7以上、メモリ16GB以上推奨
  • モーションキャプチャー機器:
  • マイク: コンデンサーマイクやヘッドセットマイク
  • オプション: グリーンスクリーン、照明

ソフトウェア

初心者の場合は、最低限PCとVRヘッドセット、トラッキングソフトと配信ソフトから始め、徐々に機材を追加していくのがおすすめです。機材投資の目安は、最低構成で10万円程度、フルボディトラッキングを含む本格的な構成では30万円以上になることもあります。

Vtuber 3Dモデルが動く仕組み

3DモデルVTuberがリアルタイムで動作する仕組みは、主に「トラッキング技術」と「リグ(骨格)システム」の連携によるものです。配信者の顔や身体の動きを検出し、それを3Dアバターの動きとして反映させます。

フェイストラッキング(表情の動き)

フェイストラッキングは、配信者の顔の動きや表情を検出し、3Dモデルに反映させる技術です。VRヘッドセットのカメラやiPhoneのTrueDepthカメラなどが顔の特徴点(目、口、眉など)を認識し、それに対応するモデルの部位を動かします。

表情のパラメータは「BlendShape」と呼ばれる技術で、笑顔、ウインク、口の開閉など様々な表情をリアルタイムで再現できます。

ボディトラッキング(身体の動き)

ボディトラッキングは、配信者の身体の動きを検出し、3Dアバターの動きとして反映させる技術です。ヘッドセットは頭の位置と角度を、コントローラーは手の動きを、追加トラッカーで腰や足の動きを検出します。これらのデバイスには内蔵センサーがあり、空間内での位置や回転も測定します。

配信者の動きとモデルの動きを正確に連動させるには「キャリブレーション」という調整が必要です。これにより、実際の体型とモデルの比率の違いを補正し、自然な動きを実現します。

Vtuber 3Dライブ配信の技術的な「仕組み」

3DVTuberのライブ配信システムは、複数の技術要素が連携して動作する複雑なシステムです。全体の流れは以下のようになります。

全体構成と信号の流れ

  1. トラッキングデバイスが配信者の動きを検出し、データとして送信
  2. トラッキングソフトがそのデータを処理し、3Dモデルの動きに変換
  3. モデル表示ソフトが3Dモデルをリアルタイムでレンダリング
  4. 配信ソフトがモデル映像、背景、音声などを合成
  5. 合成された映像が配信プラットフォームを通じて視聴者に届く

リアルタイムレンダリング

3Dモデルを滑らかに表示するには「リアルタイムレンダリング」が必要です。これはゲームエンジン技術を応用したもので、UnityUnreal Engine、カスタムエンジンなどが使われます。モデルのポリゴン数(形状の複雑さ)、テクスチャ(表面の質感)、ライティング(光の表現)、シェーダー(視覚効果)などを処理し、30fps以上のフレームレートで表示することが理想的です。

データ連携プロトコル

各ソフト間でデータをやり取りするため、「OSC(Open Sound Control)」や「VMC Protocol」などの通信規格が使われています。これにより、トラッキングソフトからモデル表示ソフト、さらに配信ソフトへとシームレスにデータが伝わります。

トラブルシューティング

この複雑なシステムが正常に機能するためには、PCの処理能力、ネットワーク環境、各ソフト間の互換性など多くの要素が重要になります。トラブルシューティングの観点から見ると、システムの各段階で問題が発生する可能性があるため、どの部分に問題があるかを切り分けて対処することが重要です。

初心者の場合は、まずシンプルな構成から始め、徐々にシステムへの理解を深めながら機能を拡張していくことをおすすめします。

Vtuber 3Dモデル制作・依頼の費用相場

3DモデルVTuberを始める際に気になるのが「いったいいくらかかるのか」という費用面です。モデルの調達方法によって費用は大きく異なるので、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

パターン 費用(目安) メリット デメリット
既存モデル活用 無料モデル: ほぼ0円
有料既製モデル: 数千円~数万円
・最も手軽に始められる
・費用を大幅に抑えられる
・すぐに活動を開始できる
・デザインの独自性を出しにくい
・ライセンスの確認が必須
※商用利用、改変可否など
自作 ソフト代: 0円~数十万円
学習コスト: 数千円~数万円
・費用を抑えられる
・オリジナルのモデルが作れる
・アバター制作スキルが身につく
・技術習得に学習コストがかかる
・モデル制作に膨大な時間が必要
・品質が自身のスキルに依存する
プロへ依頼 個人: 5万~50万円以上
制作会社: 20万~100万円以上
※クオリティや依頼内容により変動
・高品質モデルも依頼できる
・制作時間を節約できる
・専門知識やスキルが不要
・費用が高額になる
・依頼先、契約内容の確認が重要
※権利関係、修正回数など

既存モデルを活用する場合はほとんどかからない

既存の3Dモデルを活用する方法は、最も手軽で低コストに3DモデルVTuberを始められる方法です。

  • 無料モデル
    VRChat向けのアバターや、VRoidなどで作成された無料モデルを使えば、ほとんど費用はかかりません。
  • 有料既製モデル
    BOOTHskebUnity Asset Storeなどで販売されている既製モデルは、数千円〜数万円程度で購入できます。
  • カスタマイズ費用
    既存モデルのテクスチャや衣装をカスタマイズする場合、ソフトウェア代(Blender:無料、ClipStudio:約1万円前後)と時間がかかります。

既存モデルを使う場合の注意点として、商用利用可能かどうか、クレジット表記の有無、改変の可否などライセンスを必ず確認することが重要です。

自作の場合にかかる費用

自分で3Dモデルを制作する場合、低額ですが以下のようなコストがかかります。

ソフト代

  • Blender:無料で高機能な3Dモデリングソフト。
  • Maya:約25万円/年、学生向けは無料。プロ仕様の3Dソフト。
  • ZBrush:約12万円、有機的なモデリングに適したソフト。
  • VRoid Studio:基本無料、アニメ調のキャラクター作成が簡単。

学習コスト

  • 入門書籍:1,500円~3,000円。
  • オンライン講座:5,000円~20,000円。
  • 3DCG技術の習得には3ヶ月~1年程度の学習期間が必要。

時間的コスト

  • 基本的なモデル作成:初心者で40~80時間程度。
  • リギング(骨組み設定):10~20時間程度。
  • テクスチャリング:10~30時間程度。
  • セットアップ(表情設定など):10~20時間程度。

自作は費用を抑えられる反面、技術習得と制作に大きな時間投資が必要です。完全な初心者の場合、まずはBlenderなど無料で使えるソフトからスタートすることをおすすめします。

プロへ依頼する場合の費用相場

プロに3Dモデル制作を依頼する場合、制作者やクオリティによって費用は大きく変わります。

個人クリエイターへの依頼

  • シンプルな3Dモデル:5万円~15万円。
  • 中程度の品質:15万円~30万円。
  • 高品質モデル:30万円~50万円以上。

制作会社への依頼

  • 基本的な3Dモデル:20万円~50万円。
  • 商用利用向け高品質モデル:50万円~100万円以上。
  • 有名企業のVTuber:100万円~数百万円。

また、以下のような設定やサポート内容の違いによっても、費用が変わることが多いです。

クオリティによる違い

  • ポリゴン数(形状の細かさ)
  • テクスチャの解像度
  • リグ(骨組み)の複雑さ
  • 表情の豊かさ
  • 対応可能なモーションの多様性
  • 追加パーツや衣装

料金に含まれる内容を確認

  • 修正回数
  • 商用利用権
  • ソースファイルの提供有無
  • 各種配信ソフトへの対応
  • アフターサポート

依頼する際は、事前に複数のクリエイターのポートフォリオを確認し、自分の予算と求めるクオリティのバランスを考慮することが大切です。また、契約書や利用規約をしっかり確認し、著作権や使用権の範囲を明確にしておきましょう。

3Dモデルの制作会社・クリエイターの選び方

3DモデルVTuberのクオリティを左右する重要な要素が、制作を依頼するクリエイターや会社の選択です。自分の予算やニーズに合った依頼先を見つけるためのポイントを解説します。

依頼先を選ぶ際のチェックポイント

3Dモデル制作の依頼先を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • ポートフォリオの確認
    過去の制作実績を必ずチェックし、自分の求めるスタイルやクオリティに合っているか確認します。
  • 実績と信頼性
    SNSでのフォロワー数や、過去のクライアントの評価、納品実績などから信頼性を判断します。
  • 対応可能な形式とソフト
    使用予定の配信ソフトに対応したファイル形式で納品可能か確認します(VRM、FBX、Unityパッケージなど)。
  • 価格と納期
    予算内で対応可能か、希望する納期に対応できるかを事前に確認します。
  • コミュニケーション
    質問への返答の早さや丁寧さ、要望の理解度などコミュニケーション能力をチェックします。
  • 契約内容と権利関係
    著作権や使用権の範囲、修正回数、追加料金の有無などを明確にした契約書の有無を確認します。
  • アフターサポート
    納品後のトラブル対応や技術サポートの有無も重要なポイントです。

個人クリエイターに依頼するメリット・デメリット

個人クリエイターに依頼するメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

メリット デメリット
費用が比較的安価な場合が多い 個人の都合で納期が遅れるリスクがある
直接コミュニケーションがとりやすく、細かな要望を伝えやすい スキルや品質にばらつきがある
個性的なスタイルを持つクリエイターが多く、独自性のあるモデルが作れる 急なトラブル時の対応力に不安がある場合も
柔軟な対応が可能な場合が多い 契約や権利関係が曖昧になりがちな場合がある
SNSで実績を確認しやすい 一人で対応するため、複雑な要望への対応が難しいことも

制作会社に依頼するメリット・デメリット

制作会社に依頼するメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

メリット デメリット
安定した品質と納期が期待できる 個人クリエイターと比べて費用が高額になる傾向がある
複数のスタッフによる分業体制で高品質なモデルを制作可能 担当者が複数いるため、細かな要望の伝達に齟齬が生じることも
トラブル発生時のサポート体制が整っている 大きな会社では柔軟性に欠ける場合がある
契約や権利関係が明確で安心感がある 対応に時間がかかることがある
長期的なサポートや追加制作にも対応可能なことが多い 個性的な表現よりも汎用的なデザインになりがちな場合も

選び方のポイントは、自分の予算とニーズのバランスです。予算に余裕がなければ個人クリエイターに、商用利用で長期的な活動を考えているなら制作会社に依頼するのが良いでしょう。また、大手企業や事務所に所属するVTuberは、ほぼ例外なく専門の制作会社に依頼しています。

VTuberの3Dモデルに関するよくある質問

Q1. 3DモデルVTuberを始めるのに最低限必要なPCスペックは?

A. 最低限必要なスペックとしては、Core i7相当以上のCPU、16GB以上のメモリ、GTX 3060相当以上のグラフィックカードが推奨されます。配信も同時に行う場合はより高いスペックが必要です。

Q2. 2Dモデルと3Dモデル、初心者はどちらから始めるべき?

A. 技術的なハードルや費用を考えると、多くの初心者は2Dモデル(Live2D)から始めることをおすすめします。ただし、VR空間での活動を重視する場合は3Dモデルが適しています。

Q3. 無料で3DモデルVTuberを始めることはできますか?

A. 可能です。VRoidStudioなどの無料ソフトでモデルを作成し、無料の配信ソフトと組み合わせれば、初期費用をかなり抑えることができます。

Q4. 3Dモデルの制作にはどのくらいの時間がかかりますか?

A. 初心者が基本的なモデルを作る場合で40~80時間程度、プロに依頼する場合は通常1~3ヶ月程度かかります。クオリティや複雑さによって大きく変わります。

Q5. 著作権を侵害せずに3Dモデルをカスタマイズするにはどうすればいいですか?

A. 購入したモデルの利用規約を必ず確認し、商用利用や改変が許可されているか確認してください。不明な点は制作者に直接問い合わせるのが確実です。

まとめ:3D Vtuberの制作ならデジタルギアにおまかせ!

この記事では3DモデルVTuberの基礎知識から始め方、そして費用相場まで解説しました。
3DモデルVTuberは立体的な表現力が魅力ですが、始めるためには適切な方法選びが重要です。既存モデルの活用、自作、プロへの依頼と、予算や目的に合わせた選択肢があります。

個人クリエイターへの依頼は柔軟性と比較的安価な費用が、制作会社への依頼は安定した品質とサポートが魅力です。どちらを選ぶ場合も、ポートフォリオの確認や契約内容の明確化が大切です。

デジタルギアでは初心者から本格的な活動を目指す方まで、あなたに合った3DモデルVTuber制作をサポートします。ご予算に応じた提案が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。



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