はじめに

3Dプリンターというものが世に出始め、一個人でも手が出しやすい物も増えてきました。

製造の現場から医療の現場まで様々な分野での活躍が見られる3Dプリンターですが、具体的にどのような物が作れるのでしょうか。

ここでは3Dプリンターで何を作って、どのように活躍しているのかを見ていきたいと思います。

目次

1.3Dプリンターとは

2.製造分野での3Dプリンターの活躍

3.製造分野以外での3Dプリンターの活躍

4.まとめ

1.3Dプリンターとは

3DCADや3DCGなどの3次元ソフトウェアで作成されたデータをベースにし、スライスされた2次元の層を1枚ずつ積み重ねていく事により立体物を製作する機械の事を指します。

こう表記すると難しく感じるかと思われますが、CTスキャンやMRIの逆の事を行っていると書けば分かりやすいでしょうか?

薄い層を積み上げていく方式をベースとしながら、液状樹脂を紫外線硬化させていく『光造形方式』や、熱で溶かした樹脂を少しずつ積み重ねていく『FDM(熱溶解積層)方式』など色々な出力方法があります。

では次の項目でどのような物が作れるのか見ていきましょう。

2.製造分野での3Dプリンターの活躍

3Dプリンターの活躍は目覚ましく、今まで製造分野において必要だけれども再現が困難だった物の製作などが可能になりました。

以下に具体例を記載させて頂きます。

・サンプル品の作成

 商品企画等の際に必要となる物です。

 仕様書やイラスト・図案等で伝えるよりも格段に分かりやすく、

 完成イメージの共有が楽になります。

・試作品の作成

 一番身近な3Dプリンターの活用ではないでしょうか?

 3Dプリンターで部品を製作すれば、

 金型が不要になり、短期間低コストで内部構造や動作確認が出来るようになります。

・完成品の作成

   特注品や一点物、もう生産が終了されているパーツなど

   大量生産を必要としない必須部品の製作にも使用される事があります。

     試作と同じく金型を作らなくて済むため、コスト削減やリードタイム短縮など

   利点が多い活用方法です。

 参照や注釈 

https://m.media-amazon.com/images/I/71oihI66bqL._AC_SX679_.jpg

3.製造分野以外での3Dプリンターの活躍

3Dプリンターの発展は工業分野のみならず、医療の分野やアートの分野でも大いに貢献し、今まで不可能だった物の製作や大量生産を可能にしました。

一例にはなりますが、具体例を見ていきたいと思います。

・ 医療分野

 臓器や骨モデルを出力し、手術のシミュレーションを行う事が可能になったり、

 バイオ3Dプリンターで作成した血管と末梢神経をヒトに移植する臨床実験が

   始まっています。

・ アート分野

 これまで大量生産が困難だったフィギュア等の作成を容易にし、

 個人作成の多いガレージキット(少数生産される組み立て式の模型)の普及に

 繋がっています。

・ 服飾関係

 靴に関してはユーザーの足の形を3Dフットスキャナーでスキャンし、

 足型を3Dプリンターで出力することにより、ジャストフィットする

 オーダーメイドシューズを制作する事が出来るようになりました。

・ 研究分野

 3Dプリンターで収蔵品のレプリカや展示模型を作る事が出来るようになったり、

 収蔵品に破損が起きた場合に、その模型をベースに正確な修復が行えるように

 なりました。

 このように3Dプリンターは様々な分野で活躍しています。

4.まとめ

3Dプリンターの活躍についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?

様々な分野で活躍していましたね。

今回は製造分野や少し広げて他の分野での活躍を紹介しましたが、もちろん個人利用で好きなものを作ることにも用いられています。

3Dプリンターと一口に言っても大型製品の出力に特化した物や、高速出力に特化した物など様々な種類があります。

もし導入を考えてみようという方はニーズに合ったものを選んでみてください。

最後に

今回の記事はVtuberヲタなDG広報が書かせていただきました!

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